医学的根拠に基づいたダイエットとは?
どんなダイエット?
メディカルダイエットとは従来の食事制限や運動によるものとは異なり医学的根拠に基づいて医薬品を用いて行うダイエットです。効果が出るまで時間がかかり挫折してしまう方も多かった従来のダイエットよりも制限が少なく継続しやすいというメリットもあります。
どんな薬があるの?
メディカルダイエットに使用される薬は1つではなく効き方や副作用が異なります。それぞれの薬の特徴について解説していきます。
血糖値をコントロール ↓糖を尿に排出 ↓
脂肪吸収を抑える ↓
食欲を抑える ↓
血糖値をコントロールする薬
作用
ビグアナイド薬に分類される薬で、腸での糖の吸収や肝臓での糖の産生を抑え、腸への糖の排出や筋肉での糖の利用を促進します。これにより血糖値が下がり、インスリンの過剰な分泌が抑えられるため脂肪がつきにくい体質に導きます。食欲抑制や満腹感を持続させるホルモンであるGLP-1の分泌促進や脂肪燃焼を補助するAMPKという酵素を活性化する作用もあります。
副作用
最も多いのは下痢や食欲不振などの胃腸に関する副作用です。非常にまれですが体に乳酸が過剰に蓄積する乳酸アシドーシスを起こすことがあります。嘔吐や体のだるさ、筋肉痛などの症状が出ることがあり医療機関への受診が必要です。単独では起こりにくいですが血糖値が下がりすぎて震えや冷や汗が出ることがあります。このときはすぐ糖分を摂ることが重要です。
参考価格
成分500mg100錠(1日2回服用で50日分)約4,000円~(為替レートにより価格は変動します)
糖を尿から排出する薬
作用
SGLT2阻害剤と呼ばれる薬で、普段は腎臓で再吸収されている糖を尿に排出します。これにより1日200~400キロカロリーが尿から排出されて体重減少につながります。体内の糖が減ることで代わりのエネルギー源として脂肪が使われるため脂肪燃焼が促進されます。
副作用
尿量が増えて脱水状態になりやすいため、こまめな水分摂取が重要です。尿中の糖が増えると雑菌が繁殖して膀胱炎などを起こしやすくなるため、トイレは我慢せず陰部の痛みや痒みを感じたら医療機関に受診しましょう。単独では起こりにくいですが血糖値が下がりすぎて震えや冷や汗が出ることがあります。このときはすぐ糖分を摂ることが重要です。
参考価格
成分10mg28錠(1日1回服用で28日分)約5,500円~(為替レートにより価格は変動します)
脂肪の吸収を抑える薬
作用
食事中の脂肪を分解する酵素を阻害する薬で、摂取した脂肪の約30%が吸収されずに排泄されます。これにより体内に取り込まれるカロリーが減るため体重減少につながります。
副作用
吸収されなかった油が便と一緒に出てくることがあるため、気づかないうちに油が漏れてきて下着が汚れることがあります。脂肪と一緒に脂溶性のビタミン(ビタミンA、D、E、K)も排出されてしまうため肌荒れなどの症状が出ることがあります。
参考価格
成分60mg42カプセル(1日3回服用で14日分)約2,500円~(為替レートにより価格は変動します)
満腹感の持続と食欲抑制の薬
作用
GLP-1というホルモンと同様に作用する薬です。脳に働きかけて食欲を抑えることで無理に我慢することなく食事量を減らすことができます。胃から腸に食べ物が排出される速度を遅くすることにより満腹感が長続きします。また、脂肪の分解促進や血糖値の上昇を抑える作用もあります。
副作用
起こりやすいのは下痢や吐き気などの胃腸の症状です。まれに膵臓や胆のうに炎症が起きることがあるので腹部に強い痛みがある場合は医療機関に受診しましょう。単独では起こりにくいですが血糖値が下がりすぎて震えや冷や汗が出ることがあります。このときはすぐ糖分を摂ることが重要です。
参考価格
成分14mg30錠(1日1回服用で30日分)約25,000円~(為替レートにより価格は変動します)
安全性の観点から注射剤の取り扱いはありません
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