不惑になった我が愛犬との付き合い方を考え直すの巻
2023/04/25
愛犬を人間の年齢に換算すると…?
超個人的な話ですが、2017年4月20日生まれの愛犬「テテ」
(レークランドテリア・小型犬・女の子)がこの春、6歳になりました。
人間の年齢に換算すると、40歳(不惑)です。
ちなみに小型・中型犬は6歳で人間の40歳、
寿命が短い大型犬の場合は6歳で47歳前後に相当するという計算式があります。
《参考:小型・中型犬の計算式》
24+(犬の年齢―2)×4=人間に相当する年齢。
※2歳で人間の24歳に相当。それ以降は4歳ずつ増加。
《参考:大型犬の計算式》
12+(犬の年齢―1)×7=人間に相当する年齢。
※1歳で人間の12歳に相当。それ以降は7歳ずつ増加。
いつまでもワンコを子供扱いしていましたが、
2年後の2025年には愛犬が8歳・人間に換算すると48歳となり、私の実年齢にぴったり追いついてしまうとか…。
そう思うとお互い「中高年」。
付き合い方が変わってくるはずなんですが、このワンコ、とにかく気性が荒いのです。
ツラかった6年間
愛犬が40歳(人間換算)になったと言っても、猛犬ぶりは変わらず。
以前、レークランドテリアを飼っている方に
「3歳になったら、落ち着くから」というアドバイスをいただいていたのですが、
3歳になっても、4歳になっても相変わらず。勢いは衰える事なく、6歳になってしまいました。
自慢じゃないですが…問題行動だらけです。
散歩中に他の犬の姿が見えると息を潜めて狙いを定め、
本気で仕留めにいく体勢に。(慌ててルートを変えます)。
それだけでなく、テレビに動物、着ぐるみ、格闘家、大声を張り上げる人、
例えばハリウッドザコシショウのようなハイテンションな芸人さんが出てくると、
画面に飛びかかる始末。落ち着いてテレビを観る事すらできません。
その様子は間違いなく、力が有り余っている10代の行動。
注意しても、ペットのしつけ教室に行っても治りません。
それに加えて番犬の気質が強過ぎるのか、
自宅にやってくる宅配便や郵便配達などにも異様な剣幕で吠えまくります。
しかも、住宅街で暮らすには不向きな声のデカさ。
音量調節機能がぶっ壊れているのかと思うほど、大きな声で吠えまくるのです。
食事中も、穏やかに過ごす事は出来ません。
ダイニングテーブルに上り、料理を漁るので食事中はケージに入れて、
別室に移動させています。留守番中も部屋が荒らされている事が多々あります。
この6年間で、「この猛犬が僕の知らない世界へ逃げてくれないかな」と思った事が
何度もあります。最低な飼い主ですよね。
それでも思いとどまったのは…
そもそも、僕がレークランドテリアの「テテ」を選んだ理由は
前に飼っていた「パピコ」というダックスフント(ワイヤーヘア)にそっくりだったからです。
6年前、ペットロスで落ち込んでいた時に子犬のテテを見て、
勝手に「生まれ変わり」と信じ舞い上がり、ペットロス後3ヶ月で迎えてしまいました。
そんな事情はワンコには関係のないこと。全ては迎えた僕の責任なのです。
付き合い方を大幅に変える
そんな事を棚に上げて、愛犬の問題点ばかり指摘してきた6年でしたがワンコも不惑。
僕のようなタチの悪いおっさんが変わらないのと同じように、もう諦めて受け入れるしかないのです。
お互い欠点だらけのポンコツ。褒めながら、体の事を気遣ってあげる。
そんな優しい眼差しで接していかなければな、と思っています。
うちの猛犬、早くヨボヨボのおばあちゃんにならないかな。
ま、それはそれで、淋しくなるのかもしれませんけどね。
犬生の後半戦。
成長という幻想を抱かず、期待はせず、横にいてあげたいと
自分に今、言い聞かせています。
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この記事を書いた人
小谷亮介
1976年生まれ。放送作家。
5歳の時から40年以上、犬と暮らす自称「愛犬家」。
令和元年の秋に千葉などを襲った台風の前日に次男が子猫を拾い、現在は犬と猫(仲悪い!)との生活を送る。
放送作家としてはTBSラジオ「伊集院光とらじおと」、ニッポン放送「飯田浩司のOK!Cozy up!」などを担当。
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