あったらいいな!ワンちゃんの鼻型指濡らし
2025/12/16
日常の不満を発明に
シンガーソングライターやロックスターは売れて幸せになると、「歌詞が書けなくなる」という悩みに陥る時期があるそうですが、「不満」は発明のマザー(母)です。
49歳の私は日々、不満だらけ。
不満があると、スマホにメモし、何か発明が出来ないか、考えています。
私の現在の不満は年齢による手指の乾燥。スーパーでビニール袋を開く時、指先がカサカサなので、苦戦します。
そんな時、私を助けてくれるのが、レジのサッカー台(作業台。レジで会計を済ませた後の袋詰め作業を行う際に必要な店舗什器)の上にある、アレです。
オレンジ色のピンポン玉で指を濡らすやつ。
様々なメーカーから出ているようですが、代表的なものでは「メクボール」などが知られています。
ビニールを開ける時に使うイメージがありますが、主な用途は書類をめくる時のもの。実際、あるラジオパーソナリティの方は印刷されたメッセージをめくる時に使っています。
天から降りてきたアイデアとは!?
この商品自体に、不満があるわけではない(むしろ助けてもらっています)のですが、ある時、アイデアが降りてきちゃったんです。
「犬の濡れた鼻で、指を濡らしちゃえばいいじゃんない!?」。
スーパーのサッカー台に、いつもワンちゃんがいれば、それは和むんですが、知らない人に何度も鼻を触られたら、ワンちゃんがかわいそう(当たり前)。
そこで、思いついたのが、オレンジ色のピンポン玉の部分を犬の鼻のデザインにする事。レジのビニール袋を開けやすくする「指濡らし」がもしも、濡れたワンちゃんの鼻だったら…!?
消毒剤をセットすれば、動物病院や動物園などの入り口の指の消毒にもピッタリかも。そこで、商品化のアテもないのに、企画書を作成。デザインを考えてみました。
【デザインイメージ】
• 形状:立体的にふくらんだ犬の鼻(マズル先端)を再現。中央に縦の溝(鼻の割れ目)があり、左右にやや丸みを帯びた質感。
• 素材感:少しザラっとした樹脂やシリコン製。実際の犬の鼻のように“しっとりツヤ感”を出すため、常に少し湿り気を帯びた特殊ジェル素材を使う。
• 色:黒〜チャコールグレー。かわいらしくするなら、柴犬風のブラウンやフレンチブル風もあり。
【機能面での工夫】
• 鼻の表面に細かな凹凸(毛穴風)があり、水分を保持して指がほどよく湿る。
• 押すと鼻の穴部分から微量のミストが出るタイプ(自動式)も可能。動物園や動物病院、ファミリーレストランの手指の消毒にも。
• 鼻先をタッチするとピピッと音が鳴る(子どもにも人気)。
【設置イメージ】
• レジ横や袋詰め台に小型の犬の顔プレートとして設置。
• 「お鼻をポンしてね」などのポップ付きで、来店者が思わず笑顔に。
• 複数の犬種(柴犬、フレンチブル、ダックスなど)バリエーションも展開可。
企画書は出来たものの…
で、どうするのか?
企画書は出来たものの、商品化のアテはなし。ただ、大人の自由研究としては、楽しいものでした。
アイドラッグストアーストアーにも、
パンケーキ~座れるんです!!
とか、
[ペティオ]ひんやりサマーベッド HNY バナナボート
よく企画書通ったな…というわんぱくなアイテムがありました。
この企画、アイドラッグストアーでどうですかね?
日頃の不満からアイデアグッズを企画する作業は今後も続けていきます。1000個作ったら、1つぐらい芯食ったものが出来ればいいなあ…。
放送作家・小谷亮介
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この記事を書いた人
小谷亮介
1976年生まれ。放送作家。
5歳の時から40年以上、犬と暮らす自称「愛犬家」。
令和元年の秋に千葉などを襲った台風の前日に次男が子猫を拾い、現在は犬と猫(仲悪い!)との生活を送る。
放送作家としてはTBSラジオ「伊集院光とらじおと」、ニッポン放送「飯田浩司のOK!Cozy up!」などを担当。
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