ペットの誤食に注意!ジョイントマットは犬猫にとって魅力的?
2022/11/15
ジョイントマットの誤食に気を付けて
お家で飼い犬や飼い猫が滑らないように、滑りにくいジョイントマットを設置している飼い主さん、多いですよね。ですがこのジョイントマット、ワンちゃんもネコちゃんも誤食しやすいものの1つなんです。
特にジョイントマットの四方の繋ぎ目のギザギザ部分は小型犬や猫ちゃんにとってちょうど噛みたい素材なのか、噛みちぎって誤食したと来院されるケースが少なくありません。
今回はジョイントマットを誤食してしまった場合の症状や対処法について解説していきます。
ジョイントマットを誤食してしまったら?
ジョイントマットが噛まれてなくなっていることに気付いたらまず、飼い犬や飼い猫の食欲が落ちていないか、吐き気がないかなどを確認してください。
誤食したジョイントマットが消化管を容易に通過するくらい小さく噛みちぎられていない限り、消化管閉塞を起こしている可能性があります。その場合、食欲低下や嘔吐の症状が出ます。
また、症状が出ていたとしても出ていなかったとしても、すぐに動物病院に連れていき適切な処置をしてもらう必要があります。ジョイントマットを誤食して短時間だった場合は胃の内容物を吐かせる処置をすることで、腸閉塞を未然に防ぐことができます。
吐かせることができなかった場合や腸閉塞が起きてしまった場合には、内視鏡による異物除去や開腹手術が必要になることもあるので、なるべく早く対処することが重要です。
誤食を未然に予防するには?
・ジョイントマットを設置しない
・繋ぎ目にギザギザのないジョイントマットにする
・ジョイントマットの繋ぎ目にテープを貼る
上記のような対策が有効ですが、誤食癖のあるワンちゃん、ネコちゃんの場合はジョイントマットだけでなく他のものも誤食するケースが多いので、人が様子を見られない間はケージで過ごしてもらうのも誤食を予防する上で大事かもしれません。
また、滑り止めのマットと言ってもいろいろな種類のものが売られているので、ワンちゃんネコちゃんが噛みにくいものを選ぶのも1つです。新しいマットを設置した直後は誤食しないかよく観察してくださいね。
犬猫の足腰を守るためのジョイントマット、誤食癖のあるワンちゃんネコちゃんにとっては少々危ないかもしれません。
飼い犬、飼い猫の性格を考慮して、生活環境を整えてあげてくださいね。
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