犬は人間の言葉を平均89単語理解していることが明らかに
2022.01.11

愛犬家のみなさんに朗報です
犬は人間が話している言葉を平均89単語まで理解していることが明らかになりました。
研究を行ったのは、カナダのダルハウジー大学。
165頭の犬の飼い主を対象に、犬に英語でさまざまな単語を話しかけ、具体的かつ一貫した行動で反応した単語を特定しました。
根気のいる研究の結果、犬は最大で215単語、最少でも15単語に反応。
90%以上の犬が反応を示した単語は、名前のほか「お座り」「おいで」「いい子」「待て」「だめ」「OK」など。
犬種によっても差があり、ボーダーコリーやジャーマンシェパードといった牧羊犬は、他の犬種よりも多くの単語に反応することがわかりました。
ただ犬種による認識の違いについてはまだまだ研究の余地があるとのことです。
犬と一緒に生活していると「こちらの言葉を理解しているのでは?」と感じる瞬間はありますが、専門家の研究によって実証されました。
犬の脳も人間と似た方法で情報を処理
それだけではありません。
ハンガリーのエトベシュ・ロラーンド大学に勤める動物行動学者で、大の犬好きで知られるアッティラ・アンディクス氏は犬の脳も人間と似た方法で情報処理をしているとの研究結果を発表しています。
研究は、13匹の犬が人間や他の犬の声を聞いた時、脳がどのような反応を示すかを調べるというもの。
うなる、吠える、クンクン鳴く、叫ぶといった声で調べたそうですが、その結果、人間でも犬でも幸福感と恐怖感を表す声に脳の同じような場所が活性化していたそうです。
2年後、アンディクス氏は同じ13匹の犬に、飼い主が内容や言い方を変えて発音した言葉を聞かせました。
その結果、犬の脳の左側が単語そのものに反応し、右側がイントネーションに反応していることが判明。
これにより、犬は飼い主が気持ちを込めて褒めているのかどうかが分かるのだそうです。
単語と単語の微妙な違いは聞き分け不可能?

一方、同大学では犬は人間のような聴覚能力は持っているものの、人間のように単語と単語の微妙な違いを聞き分けることはできないと発表しています。
実験では、犬の頭部に電極を貼り付けて脳波を測定。
犬が覚えている「sit (お座り)」などの言葉と「sut」のように発音が似ていて意味のない単語、さらには「bep」のように発音が全く異なる単語を聴かせて反応をチェックしました。
その結果、犬が覚えている指示語と、発音が全く異なる意味のない単語の違いをはっきり聞き分けられることがわかりましたが、発音が似ている意味のない単語と覚えている指示語の違いは認識することができず、自分が覚えている指示言葉と同じ単語として処理したそうです。
犬は人間の言い方とニュアンスで支持を把握しているんですね。
ですが、犬が人間の発するいくつかの言葉を理解しているのは間違いありません。
これからも積極的にワンちゃんに話しかけてあげましょう。
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この記事を書いた人

大竹将義
1983年生まれ。放送作家。
小学生の時、魚屋さんから犬を譲り受けて暮らしていた元愛犬家。
名刺には、依頼主への忠誠を誓うという意味から、お腹を見せて寝転がるボストンテリアのイラストを使用。
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