犬種によって寒さの感じ方は違う!快適な室温調整のススメ

2024/02/01

犬種によって寒さの感じ方は違う!快適な室温調整のススメ

犬種による被毛の生え方の違い

犬種による被毛の生え方の違い

犬の被毛には表面にある硬い毛質のオーバーコートと、
その下に生えている柔らかく保温性のあるアンダーコートの2種類の被毛があり、
春と秋の換毛期にはアンダーコートのみが生え変わるとされています。

・シングルコートとダブルコート

「シングルコート」
アンダーコートが生えていない犬種のことを指し、換毛期がないため毛が抜けにくく飼育しやすいとされています。
犬種:プードル、ヨークシャーテリア、マルチーズなど

「ダブルコート」
アンダーコートがあるため春と秋の換毛期に大量に毛が抜けるのが特徴です。
犬種:ポメラニアン、ダックスフント、柴犬など

シングルコートの犬は気密性が高く保温力のあるアンダーコートがないので、
ダブルコートの犬に比べて寒さに弱いとされています。

犬の寒がる仕草
・震えている
・丸くなっている
・水を飲まない
・暖房器具のそばにいる
・あまり動かず寝ている時間が増える

犬は5℃くらいの温度になると寒がるとされていますが、
上記の仕草があった場合には寒がっている可能性があります。

飲水量が減ると脱水が起こり、泌尿器系の病気になりやすい可能性もあるため、早めの対応が必要です。

犬にとって最適な環境

犬にとって最適な環境

室温は20℃前後、湿度は40〜60%とされています。
室温計とワンちゃんの寒がっている様子があるかを確認して、必要であれば暖房器具を使用しましょう。
暖房をつけると室内が乾燥しやすいので湿度にも気をつけてください。

室内が暖かくても外は寒いため、洋服を着させるのもひとつです。
風をしのげる保温性の高い洋服を選んでください。

室内で洋服を着させる場合は人がいない間に暑すぎて熱中症になったり、
いたずらしたりしないか普段から注意が必要です。 

シングルコートのワンちゃんは基本寒がりですが、
個体差もありますのでおうちのワンちゃんが寒がっていないかを普段からチェックして、
寒さ対策をするようにしてくださいね。

アイドラペット タメになる いぬ

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この記事を書いた人

赤松愛

赤松愛

酪農学園大学卒業。
今年で小動物臨床経験7年目。
現在は千葉県で犬猫、小動物の一般診療に従事しています。
猫とフェレットとクォッカが大好きです。

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