犬にも花粉症がある!獣医が教える治療と対策

2025/06/02

犬にも花粉症がある!獣医が教える治療と対策

犬にも花粉症がある!

今回は犬の花粉症について、人との違いや治療法、対策についてお話していきます。

人の花粉症の特徴

スギやヒノキ、シラカバ、ブタクサなどの植物の花粉によるアレルギーのことで、人の場合はアレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎としてくしゃみや鼻水、目の痒みが出るのが特徴です。

犬の花粉症はアトピー性皮膚炎の一種

「犬の花粉症」とは、犬アトピー性皮膚炎の一種で花粉が原因のアレルギーのことを呼びます。
花粉症の犬の場合は花粉の飛散する春から秋に症状が強くなることが多く、アレルギー症状として皮膚の痒みが出るのが一般的です。

・眼をこする
・指や足先を舐める
・耳や皮膚を痒がる
・肛門をこする

上記のような症状が出ていて、花粉の飛散する時期に症状が強くなる場合は「犬の花粉症」の可能性があります。

花粉症の治療と対策

花粉症の治療と対策

人と同様に症状に対する治療が主流です。

・抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬の投与で痒みを抑える
・定期的なシャンプーによって皮膚を清潔に保つ

アレルギーのある犬は皮膚のバリア機能が弱くなっていて健康な犬よりも感染しやすい状態にあります。皮膚炎を起こさないようにするために定期的なシャンプーをすることが大切です。

・花粉を避ける
原因となる花粉がなければアレルギー症状は出ないので可能な限り花粉を除去することが重要です。
お散歩から帰ってきたら皮膚全体を清拭して体についた花粉を落とす、空気清浄機で室内の花粉を減らす、掃除で室内の床や壁に付着した花粉を除去するなどの対策も効果的です。

【シュシュット!おそうじ泡スプレー犬用】や、
【厚手おそうじシート】などを活用して、お部屋を清潔にしてあげてください。

花粉シーズンに外に出ても快適に過ごせるように、おうちのワンちゃんに花粉症のような症状があったら早めに病院を受診してみてくださいね。


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この記事を書いた人

獣医師 赤松愛

獣医師 赤松愛

獣医師
酪農学園大学卒業。今年で小動物臨床経験7年目。
現在は千葉県で犬猫、小動物の一般診療に従事しています。
猫とフェレットとクォッカが大好きです。

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