梅雨前に見直したい「ペットとおうちの衛生環境」
2025/09/12

湿気とペットの生活環境
梅雨が近づいてくると、湿気とともにおうちの中の衛生環境にも変化が出てきます。
わんちゃん・ねこちゃんにとっても、湿度が高い環境は皮膚・耳トラブルやニオイの元になったり、カビや細菌が増殖しやすくなったりと、見えないリスクが潜んでいます。とくに、寝床やトイレ周辺は湿気がこもりやすい場所。
清潔に見えても、見えない汚れや菌がたまりがちです。
この季節におすすめなのが「衛生環境の見直し」です。
春の終わりから梅雨にかけて、快適な空間を保つための準備を少しずつ始めておくと、わんちゃん・ねこちゃんも安心して過ごすことができます。
見直したい3つのポイント
1. 寝具・クッションの洗濯と乾燥
ベッドやクッションは、抜け毛や皮脂汚れがたまりやすく、湿気を含むと雑菌の温床になりがちです。
洗濯・乾燥しやすい素材を選ぶのはもちろん、こまめに天日干しをするのも効果的。洗い替えを用意しておくと安心です。
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2. トイレ周辺の衛生管理
トイレ砂やペットシーツは湿気でにおいがこもりやすくなります。
通気性の良い場所に置く、こまめに取り替える、床材との接地面を清潔に保つなど、湿度対策を意識してみてください。
消臭・抗菌機能のあるマットを使うのも一つの工夫です。
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3. フード・おやつの保存環境
意外と見落としがちなのがフードの保管場所。梅雨時は湿気でフードが劣化しやすく、カビや酸化のリスクも高まります。
密閉容器に入れて涼しい場所に保管する、開封後はなるべく早く使い切るなど、保存方法を見直すことが大切です。
小さな工夫が健康を守る第一歩

わんちゃん・ねこちゃんは、言葉で不快感を訴えることができません。
だからこそ、季節の変わり目に少しだけ環境を見直すことが、大きな不調の予防につながります。
湿度が高まる前の今の時期に、おうちの中の「当たり前」になっている場所を、もう一度見直してみてはいかがでしょうか。
わたしたち獣医師も、皮膚のトラブルや感染症の相談が増えてくる季節には、生活環境へのアドバイスをさせていただくことがあります。心配な点があれば、ぜひ気軽にご相談してみてくださいね。
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この記事を書いた人

獣医師 塩田純一郎
獣医師。
首都圏で5年間犬猫を中心とした診療に携わりました。その後は病気のメカニズムや細胞たちの反応、薬の作用について勉強しています。
日常の身近な疑問や病気のメカニズムについて、わかりやすくお話しできればいいなと思っています。
よろしくお願いします。
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