殴る猫『メイ先輩』の凶暴性(笑)と可愛さに(涙)

2025/09/17

殴る猫『メイ先輩』の凶暴性(笑)と可愛さに(涙)

お父さんを殴る猫に首ったけ

お父さんを殴る猫に首ったけ

「抱っこをされながら暴れる姿」に、「飼い主のお父さんを殴る様子」。にゃんとも、派手に暴れている猫ちゃん。

インターネットで、猫の写真を検索している際、この2枚の写真に私は目を奪われました。
というのも、我が家の愛猫「ヴェル」の行動にそっくりだったからです。

抱っこをすると猛烈に嫌がり、同居している愛犬を殴ったり、勉強中の高校生の次男の足を噛んだり…。
なかなか凶暴な愛猫です。

でも、その凶暴性がなぜか、微笑ましく、笑ってしまう。そんな魅力が詰まった写真集「メイ先輩」が発売されました(辰巳出版)。

早速、写真家の方にコンタクトを取ろうと調べたところ、Xで私が相互フォローになっていたMARCOさんと判明。
近年、Xがほぼ発信専用となっていたため、うっかり見逃していたのです(猛省)。

写真家MARCOさんプロフィール

写真家のMARCOさんのプロフィールです。
会社員。2014年より写真家・岡田邦明氏に師事。
2016年、動物写真家・岩合光昭さんが選んだアサヒカメラ第3回ネコ写真コンテスト入選。
2021年、日本写真絵本大賞審査員特別賞受賞。
2016年、18年に横浜赤レンガ倉庫ねこ写真展に出展。
2020年、21年に富士フイルムフォトサロン東京・札幌にて個展開催。

【https://www.instagram.com/marco77774/(Instagram)】

【https://x.com/marco74444 (X)】


メイ先輩とは?

メイ先輩とは?

写真集の主役「メイ先輩」は信州の一軒家でMARCOさんの両親と共に暮らす猫ちゃん。

ご両親の愛情を一身に受けて成長し、身も心も逞しく育ち、ジャイアンのような性格に。
同居するワンちゃんや猫ちゃんが「ただ視界に入った」というだけで、理不尽な猫パンチをお見舞いする暴君(笑)。

「先輩」と名付けた理由は、MARCOさん曰く「アニキでもなく、“先輩”がしっくりと来たから」だそうです。

ちなみに、メイ先輩は新聞を読んでいるお父さんにまで、強烈な右ストレートを繰り出します(笑)。

写真集発売の経緯

写真集発売の経緯

MARCOさん「もともとは家族の記念写真のつもりで撮っていたのですが、SNSに載せたところ、
メイと父のやりとりに多くの方が興味を持ってくださるようになり、そこから出版のお話をいただきました」。

写真集のこだわりについて

写真集のこだわりについて

MARCOさん「憧れのコズフィッシュ祖父江慎さん+志間かれんさんに、奇跡的にデザインをお願いできました。

カバーを外すと「父のあとがき」があったり、秘蔵ショットのメイが隠れていたり。
表紙は箔押しでキラキラ、細部まで楽しい仕掛けがたくさんあります。

(※紙の書籍がおすすめです!)

完成した本を手にしたときは、まるで実家に帰ったような感覚になりました。
やりたい放題のメイも含め(笑)、読んでくださる皆さまにもその空気を感じていただけるのではないかと思います」。

実はメイ先輩、写真集が発売される直前、2025年8月に天に召されています。
14歳でした。お父様のあとがきは涙なしには読めません。

メイ先輩が天に召された直後のタイミングとなった出版についてMARCOさんは「当初は『とにかく楽しんでいただきたい』と思って作った一冊でしたが、メイが天国へ旅立った今は、読んでくださる皆さまそれぞれの心のままに受け取っていただければ嬉しいです」。

本の帯に寄せられたミュージシャンの坂本美雨さんのメッセージ「笑いながら泣けてきちゃうのはどうしてだろう(中略)」。

この素敵な推薦文も含めて、写真集「メイ先輩」を堪能して下さい。

メイ先輩と暮らした春、夏、秋、冬。猫ちゃんがいてくれる日々の美しさ、愛おしさ。見逃しがちな日常の幸せが詰まった一冊です。

爆笑して、その後、涙を浮かべる。かわいいだけじゃない、様々な感情が湧き上がる傑作写真集の誕生です。

最後に写真家のMARCOさんに、猫ちゃんの写真のコツを伺いました。

MARCOさん「デジタルの強みをいかして、とにかくまずはたくさん撮ってみることだと思います。
人の目には映らない猫の表情やしぐさが、ふとカメラには写り込んでいることがあり、その瞬間が新しい世界につながっていくのではないかと感じています」。

ペットと暮らしているあなた!今、この瞬間をぜひ、シャッターに収めて下さいね。それは奇跡の一枚になります。

そして、いい写真を撮るためのグッズもアイドラッグストアーには揃っています。メイ先輩も夢中になったであろう、【猫の狩猟本能をくすぐるおもちゃ】や、【ワンちゃんがかぶりつきたくなるお魚のおもちゃ】を使って、ダイナミックな一瞬を切り取ってみてくださいね!

アイドラペット ねこ カワイイ 有名人

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この記事を書いた人

小谷亮介

小谷亮介

1976年生まれ。放送作家。
5歳の時から40年以上、犬と暮らす自称「愛犬家」。
令和元年の秋に千葉などを襲った台風の前日に次男が子猫を拾い、現在は犬と猫(仲悪い!)との生活を送る。
放送作家としてはTBSラジオ「伊集院光とらじおと」、ニッポン放送「飯田浩司のOK!Cozy up!」などを担当。

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