乾燥の季節に備えよう〜ペットの皮膚と被毛の保湿ケア〜

2025/09/22

乾燥の季節に備えよう〜ペットの皮膚と被毛の保湿ケア〜

秋の乾燥は皮膚トラブルの始まり

秋になると空気が乾燥し、ワンちゃん・ネコちゃんの皮膚や被毛に影響が出やすくなります。
かゆみやフケ、毛艶の低下などは、この時期によく見られる症状です。

特に長毛種やシニアの子は影響を受けやすく、乾燥によるかゆみや皮膚炎のリスクも高まります。
早めのケアで、冬を快適に過ごす準備をしましょう。

室内環境から考える乾燥対策

エアコンやヒーターを使うと室内の湿度が下がりやすくなります。
加湿器で湿度を40〜60%に保ち、ペットの寝床や毛布を整えるだけでも乾燥対策になります。
まずは室内環境を見直してみましょう。
日中と夜の温度差が大きくなるとストレスによって毛質の悪化だけではなく胃腸炎などの症状になることもあるので気をつけてみてあげてください。

食事とサプリメントで内側からケア

皮膚や被毛の健康には、オメガ3脂肪酸や良質なたんぱく質、ビタミン類が重要です。
これらの栄養素は皮膚の水分保持や被毛のツヤをサポートするだけでなく、全身の炎症予防にも役立ちます。
普段のフードを見直したり、必要に応じてサプリメントを取り入れることで、体の内側から乾燥に負けない健康な皮膚を維持できます。

外側からのケアと早期発見の重要性

外側からのケアと早期発見の重要性

保湿成分入りのシャンプーやスプレーで皮膚の水分を守りつつ被毛の健康を保つことも可能です。
ただし洗いすぎは皮脂を奪ってしまうので注意しましょう。
かゆみや赤みが強い場合は、アレルギーや感染症の可能性もあるため、早めに動物病院で相談してくださいね。
また、特に若い子で季節性にかゆみや皮膚炎が出てくる場合にはアトピーが隠れているかもしれません。

肌の弱い子には【ダーマケアナチュラルシャンプー】のような低刺激のシャンプーを使ってあげるとよいでしょう。

秋からの乾燥対策を習慣化することで、ペットの皮膚の快適さを守り、飼い主さんとの触れ合いの時間をより楽しいものにしていきましょう。

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この記事を書いた人

獣医師 塩田純一郎

獣医師 塩田純一郎

獣医師。
首都圏で5年間犬猫を中心とした診療に携わりました。その後は病気のメカニズムや細胞たちの反応、薬の作用について勉強しています。
日常の身近な疑問や病気のメカニズムについて、わかりやすくお話しできればいいなと思っています。
よろしくお願いします。

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