ペットの水分不足に注意!秋冬に使える飲水アイテム
2025/10/30
ペットの水分不足に注意!
秋冬は気にしていても、泌尿器トラブルが増えてしまう季節。 気温が下がると、ペットの飲水量が自然と減ってしまう傾向があります。特に猫やシニア犬では、寒さによる活動量の低下や水への興味の減少が重なり、膀胱炎や尿石症などの泌尿器疾患が増える時期です。症状が出る前に、日常の水分管理を見直しておくことが大切です。
水分不足が引き起こすリスクとは?
泌尿器トラブルの多くは、ワンちゃんの特に女の子は尿量が減少して細菌が繁殖しやすくなったり、ワンちゃんネコちゃんに限らず、尿が濃くなることで結晶が形成されたりすることが原因です。症状が強くなると膀胱炎になり、トイレの回数が増える。排尿時に痛そうな様子がある。血尿やオレンジ色の尿が出てくる。トイレ以外で粗相をしてしまう。などがあります。
これらは泌尿器系の不調のサインかもしれません。膀胱炎の診断には尿検査が必要なため、なるべくとれたてのおしっこを持っていきましょう。ただし、膀胱炎で頻尿感が出ている場合数滴ずつしか出せない場合もあるので、おしっこを持っていくことは必須ではないのでなかなか採れない時は早めの受診をお勧めします。
給水環境を見直してみましょう
ペットが水を飲みやすい環境づくりは、予防の第一歩です。給水器の種類によって、飲水量が大きく変わることもあります。
●ボウル型:最も一般的。清潔さと水の鮮度が重要。
●循環式:フィルターで水をろ過しながら流すタイプ。定期的なフィルター交換が必要ですが、動きのある水を好む猫に人気。
●自動給水器:一定量を保ちつつ、こぼれにくい設計。多頭飼育にも便利。
●ペットボトル型給水器:ペットボトルに取り付けるだけの給水アイテム。汎用性が高い。
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最近では、飲水量を記録できるスマート給水器も登場しています。アプリ連携で日々の水分摂取量を把握できるため、病気の早期発見にも役立ちます。
食事やサプリメントでの水分補給も飲水量が増えにくい場合は、食事からの水分摂取も工夫できます。
■ウェットフードの活用
■ドライフードにぬるま湯を加える
■泌尿器ケア用のサプリメントを取り入れる
などの方法も良いでしょう。
特に猫は「喉の渇きを感じにくい動物」と言われており、意識的な水分補給が必要です。食事の工夫と合わせて、給水環境の改善を行うことで、泌尿器の健康を守ることができます。フードでの水分補給では、ドライフードに水分を添加するよりも、ウェットフードで摂取する方が吸収率がいいとの報告もあります。
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秋冬は積極的に水分補給を
秋冬は、気づかないうちに水分不足が進みやすい季節です。ペットの飲水量や排尿の様子を日々観察し、少しでも気になることがあれば、かかりつけの動物病院に相談してみてください。小さな変化に気づくことが、健康を守る大きな一歩になります。
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この記事を書いた人
獣医師 塩田純一郎
獣医師。
首都圏で5年間犬猫を中心とした診療に携わりました。その後は病気のメカニズムや細胞たちの反応、薬の作用について勉強しています。
日常の身近な疑問や病気のメカニズムについて、わかりやすくお話しできればいいなと思っています。
よろしくお願いします。
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