ペットに与える「おやつ」の役割を考える
2025/11/20
凛々しい警察犬もおやつにニッコリ
私が好きなニュースの一つに、警察犬や一般家庭のワンコが人命救助などをした時に、警察から感謝状とおやつを贈られたというニュースがあります。
人間で考えると、「えっ、頑張ったのに、おやつ!?」と思うかもしれませんが(価値観は色々ありますけど)、ワンちゃんは満面の笑み(に見えます)。
感謝状については、きっとどうでもいいはずですが、おやつは最高のご褒美。それが人命を救うといった功績だとしても、ワンコにとっては、おやつが一番嬉しいのかもしれません。そこが、かわいいですよね。
おやつの役割・タイミングを考える
他のご家庭のペットのおやつ事情は分かりませんが、私が趣味で足を運ぶ動物園を見る限り、おやつにはいくつかの役割があると考えられます。
おやつの役割① 「健康管理と行動観察」
我が家でもやりますが、動物にとって苦手な作業の後に、おやつを与える事があります。例えば、動物園なら、採血や体重測定など。そして我が家は「投薬」。
我が家でもフィラリアの薬などを飲ませる際、愛犬は口を開けず、真一文字。「これ、おいちいでちゅよー」と、赤ちゃん言葉を使い、騙し騙し、飲ませようとするのですが、序盤の5分は全く口を開けてくれません。
その後、カミさんと二人掛かりで必死に説得し、薬を飲んでもらいます。
汗だくで、こちらがご褒美をもらいたいぐらいですが、投薬の後はワンコにおやつをあげるのが我が家のルーティンとなっています。
おやつを与える事で、「我慢したら、いい事があるかも!?」と学ばせるという古典的な手法です。
おやつの役割②「トレーニング」
水族館のイルカやアシカのショーを観ていても感じますが、おやつは動物たちのトレーニングのモチベーションを高めてくれます。
伊豆の「アニマルキングダム」では、ホワイトタイガーの「ハズバンダリートレーニング」に同行できるイベントを2025年の8月20日の19時01分に予約を開始ししたところ、1分も経たずに売り切れたようです。
その内容は「お肉食べている時だけ、来園者に尻尾を触らせてあげて」というもの。
つまり、おやつをあげている間に、ファンサービスをするという事なんです。(合意を得た上で協力してもらう。幼児に対して、「頑張ったら、シールあげるよ」と、テンションを上げてから臨むようイメージです。合意が大事)
※「ハズバンダリートレーニング」とは、動物の健康な飼育と人間の安全な作業を目的として、動物に自発的な行動をとらせるための訓練の事を言います。
例えば、上野動物園では2023年の8月の時点でニシゴリラやホッキョクグマ、アイアイクロサイなど、多くの動物で健康管理のためのハズバンダリートレーニングに取り組んでいるということが公式ホームページで確認できます。
ハズバンダリートレーニングでは、トレーナー役の飼育係が特定の指示を出し、動物がそれに応じた行動をしたら、ご褒美を与えるという方法をとります。
はじめは動物が混乱しないように、特定の飼育係がトレーナーとなり、指示を出すタイミングや動きを統一して、トレーニングを作り上げていきます。
トレーニングで大切なのは、信頼関係づくり。
無理矢理やらせるのではなく、双方にとってメリットがある事を理解してもらう。おやつが最高の交渉道具になる事は間違いなさそうです。
健康管理や、トレーニング、しつけに欠かせない「おやつ」。退屈防止や、ストレス発散にも役立ち、ペットの生活を豊かにしてくれるので、常備しておきたいもの。
アイドラッグストアーでも、定番のちゅ〜る
「https://www.idrugstore.jp/product/328584」
から無添加オーガニックのもの
「https://www.idrugstore.jp/product/328290」
まで、多数のおやつを取り揃えています。
ワンちゃん、猫ちゃん(体質や健康面も含めて)ぴったりのおやつ、見つけてみてはいかがでしょうか?
放送作家・小谷亮介
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この記事を書いた人
小谷亮介
1976年生まれ。放送作家。
5歳の時から40年以上、犬と暮らす自称「愛犬家」。
令和元年の秋に千葉などを襲った台風の前日に次男が子猫を拾い、現在は犬と猫(仲悪い!)との生活を送る。
放送作家としてはTBSラジオ「伊集院光とらじおと」、ニッポン放送「飯田浩司のOK!Cozy up!」などを担当。
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