雨の日の動物園が最高だった件
2025/11/18
雨の日の動物園に行った事がありますか?
晴れたら、広々とした野外の動物園。雨が降ったら、室内の水族館。
僕の中では子供の頃から、そんなイメージがあったため、49歳の今まで、雨の日に動物園に行った事がありませんでした。
雨の日に行かなかった理由としては、1つは、傘を差しながら、動物園を歩くのは面倒。もう1つは、動物のテンションも低そうだという事。
しかし、実際に足を運んだら、雨の日の動物園は最高でした。
雨の日に動物園に行ったきっかけ
野球部に所属する我が家の次男(高1)は秋の予選に向けて、夏休みでも朝から晩まで、白球を追いかける日々。ただ、お盆に少しだけお休みがありました。
次男の希望で行き先は横浜中華街と、野毛山動物園。
私が以前、中華料理を食べた後に、動物園でウォーキングすると、「0カロリー」になると力説した事を間に受けたのかもしれません。
そこで、1泊2日で横浜へ小旅行へと向かうことにしました。
中華街でオススメの牛バラ飯
まずは、腹ごしらえ。ランチで訪れたのは、横浜中華街の関帝廟通りにある2023年に
リニューアルしたばかりの老舗「愛群(アイチュン)」。
こちらの名物は「牛バラ飯」。(ほぼ全てのテーブルで注文されているぐらいの人気メニュー)。牛バラはとても柔らかく煮込まれており、醤油ベースの甘い餡ダレがお肉の細かい繊維の奥深くまで染み込んでいます。
口に入れると、全身の筋肉と、日常生活で張り詰めた気持ちまで緩んでしまうほどの旨さ。山椒の効いた辛味噌を使うと、キリッと引き締まり、また、違った味わいが堪能できます。
お肉やイカなどの魚介類も含めて、冷凍食材を使わないこだわりで、春巻きや焼売などの旨さも異次元。
それでいて、町中華のような良心的な価格と、店員さんの温かい接客で、アットホームな雰囲気でお料理をいただける貴重なお店です。(リニューアルされているので、店内は高級店のような素敵な佇まいですが)。
ニンゲンがばかりが美味しいものを食べるもの気が引けるので、
我が家のワンコには「いなばちゅ~るごはん とりささみ&ビーフチキンミックス味(https://www.idrugstore.jp/product/331006)」をポチっておきました。
これぞ家族ですね。
この日は午後から天気が回復するとの予報でしたが、雨は強くなるばかり。
しかし、翌日は動物園の休園日。正直迷いましたが、次男のミナミコアリクイに会いたいという気持ちは強く、雨の中、野毛山動物園へ向かいました。
雨の日の動物園
野毛山動物園に到着すると、幼児や小学生の団体客(遠足などの)や、ファミリー客で賑わう、いつもの野毛山動物園とは違い、人の気配がほとんどなし。
聞こえてくるのは、動物の叫び声だけ。
人間の数よりも動物の方が多いので、「動物の森」に足を踏み入れたような感覚に陥ります。
いつもは表にいる動物たちも寝ているのか、小屋に引っ込んでいる様子。最初に出迎えてくれたのは、雨に濡れても、マイペースな亀たち。
北米の東部に生息する「トウブハコガメ」や鼻から水を飲むリクガメの「ホウシャガメ」、冬眠だけじゃなくて、乾燥が激しく暑い夏も「夏眠(かみん)」する「キバラクモノスガメ」など、屋内外で展示されている亀たちでした。
普段は子供達が池や水槽などの周りに集まっているので、じっくり見る事が出来ないのですが、雨の日はほぼ貸し切り状態なので、ボーッと見ていてもOK。
亀に話しかけても、周りに人がいないので、怪訝な顔をされる事もありません。
お目当てのミナミコアリクイを独占
次男のお目当てのミナミコアリクイは雨のため、表の展示スペースではなく、室内のゾーンでスヤスヤお休み中。運よく、飼育員さんがご飯をあげるタイミングに遭遇し、起きてくれました!!!
しかも、他のギャラリーがいないので、野毛山動物園のアイドル、ミナミコアリクイを5分ぐらいずーっと眺める事ができたのです。まさに至福の時間。
警戒心の強いカグーも大サービス
日本では野毛山動物園でしか見ることが出来ないニューカレドニアの貴重な鳥「カグー」。
普段は警戒心がなかなか姿を見せてくれる事がないのですが、この日は雨でお客さんが少ないためか、大サービス。写真をたくさん撮影させてくれました。
好きな動物と静かに向き合い、自然豊かな森で暮らしているかのような錯覚すら覚える「雨の動物園」。控えめに言っても、極上の体験が出来ます。
放送作家・小谷亮介
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この記事を書いた人
小谷亮介
1976年生まれ。放送作家。
5歳の時から40年以上、犬と暮らす自称「愛犬家」。
令和元年の秋に千葉などを襲った台風の前日に次男が子猫を拾い、現在は犬と猫(仲悪い!)との生活を送る。
放送作家としてはTBSラジオ「伊集院光とらじおと」、ニッポン放送「飯田浩司のOK!Cozy up!」などを担当。
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