ゼロパンダ時代に突入。次のスターはコアラに注目!

2026/01/27

ゼロパンダ時代に突入。次のスターはコアラに注目!

動物園の大スター・パンダが日本から消える

2025年6月に、和歌山県白浜町の「アドベンチャーワールド」にいたジャイアントパンダ4頭が中国に返還。
さらに、上野動物園の双子のジャイアントパンダ「シャオシャオ」と「レイレイ」が中国へ1月下旬に返還される事が決まりました。
1972年の日中国交正常化でランラン、カンカンが上野動物園に初来日して以来、53年ぶりに日本国内からパンダがいなくなります。

1976年生まれの私にとって、パンダが国内にいない状況は初めてで、正直ショックを受けているんですが、経済面でのダメージも大きく、関西大学の宮本勝浩名誉教授の試算によりますと、日本からパンダがいなくなることによって失われる経済効果は、1年間で少なく見積もってもおよそ195億円という事です。

ちなみに、現在パンダは世界約20カ国で飼育されているそうで、パンダのレンタルを希望する国も東南アジアや、アフリカなどからオファーが殺到。
日本が希望したとしても、再び戻ってくる可能性は厳しいとの見方もあり、今後はパンダを観に海外へ出かける方もいらっしゃるのかもしれません。

ポストパンダとなりそうな動物は?

ポストパンダとなりそうな動物は?

パンダがいなくなった後の「ポストパンダ」を考える上で、キーワードになるのが、「希少性」と「友好国」。つまり、「日本との関係が友好な国の希少な動物」と見ています。

中でも、スター候補が揃っているのが「オーストラリアの動物」。
候補を挙げると、埼玉こども動物自然公園で飼育されている小型のカンガルー「クォッカ(ワラビー)」。
クオッカはオーストラリア南西部に生息する動物で、正式名称をクオッカワラビーと言い、カンガルーやコアラと同じく有袋類に分類されます。
口角が上がっていて、笑っているように見える顔立ちから、「世界一幸せな動物」とも
言われているそうです。
オーストラリア以外ではドイツの動物園と、埼玉こども動物自然公園でしか観る事が出来ないという希少性も抜群です。

ポストパンダの筆頭候補は!?

ポストパンダの筆頭候補は!?

そして、ポストパンダの筆頭候補は1984年に来日し、40年以上の間日本で高い人気を誇るコアラです。
野生コアラの生息数は、気候変動による干ばつや生息環境の破壊、感染症などで減少し、2016年に国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧種に指定。
さらに2019年~2020年の森林火災で大きな被害が出て、オーストラリア政府は2022年、国内版のレッドリストで絶滅危機のカテゴリーを引き上げています。
絶滅の危機に瀕しているコアラですが、感染症にかかりやすい事や、ユーカリの葉しか食べないなど、飼育に手間と費用がかかる事もあり、日本の動物園でも飼育数が減少しています。
最盛期には9園で100匹近いコアラが飼育されていましたが、現在は半数ほど。
次の7園で飼育されています。
埼玉こども動物自然公園(埼玉県)、多摩動物公園(東京都)、金沢動物園(神奈川県)、東山動植物園(愛知県)、神戸市立王子動物園(兵庫県)、淡路ファームランド イングランドの丘(兵庫県)、平川動物公園(鹿児島県)。

コアラを推す、もう1つの理由

「ポストパンダ」として、コアラを推すもう1つの理由が「知名度の高さ」。
動物園に子供を連れて行くのは、お父さん、お母さんに加えて、おじいちゃんや、おばあちゃんなど、大人の役目。
祖父母世代はコアラ初来日の40年ほど前のブームを体験していますので、子供たちが「コアラが観たい!」という思いに寄り添う事が出来ます。
3世代のハートをつかみ、しかも希少性が高い。そして、7カ所の動物園で会う事が出来る間口の広さも魅力。
野生の生息数が減っている事や、飼育が大変な事を美しい「物語」として発信する事が出来れば、再び「コアラブーム」が到来する予感がしています。

コアラの睡眠時間

ちなみに、コアラの睡眠時間は1日18時間から22時間と長く、ほとんど木の上で寝ています。私は毎回、居眠りしているところしか見ていません。
驚く事に、100mを14秒台で走るほどの俊足でもあるそうですが、ダッシュするコアラに遭遇するまで、コアラを追いかけたいと思います。

放送作家・小谷亮介

アイドラペット おでかけ

おすすめのペットグッズ

この記事を書いた人

小谷亮介

小谷亮介

1976年生まれ。放送作家。
5歳の時から40年以上、犬と暮らす自称「愛犬家」。
令和元年の秋に千葉などを襲った台風の前日に次男が子猫を拾い、現在は犬と猫(仲悪い!)との生活を送る。
放送作家としてはTBSラジオ「伊集院光とらじおと」、ニッポン放送「飯田浩司のOK!Cozy up!」などを担当。

この人の書いた記事を見る

\SNSでシェアする/

アイドラペットTOPへ戻る