保護犬・保護猫はまだまだマイナーな存在だった!?

2022/10/04

保護犬・保護猫はまだまだマイナーな存在だった!?

保護犬・保護猫について改めて考える

保護犬・保護猫について改めて考える

我が家が野良猫状態だった子猫を保護したのが2019年の9月。

それ以来、保護犬・保護猫について、深く考える機会が増えました。動物愛護団体の方によると、都心部では現在、野良犬はほとんどいないそうです。

街中でフラフラしている犬を見かけたとしたら、それはほぼ迷い犬と考えた方がいいでしょう。

実際、我が家も去年、長男が下校中に迷い犬を保護。
(その時の記事がこちら⇒「最期まで面倒を見る」迷子のワンちゃんを保護して見えた現実
警察に届け出をしたのですが、飼い主さんが2週間ほど名乗り出ず、ヒヤヒヤした経験がありました。

なぜ、愛犬がいなくなったのに2週間放置できるのか、信じられませんでした。

ですから、犬がフラフラしているのは、人間の責任です。

野良猫を減らす方法は?

野良猫を減らす方法は?

一方、猫はまだまだ野良猫や地域猫が多いのが現状。

猫は本来、臆病な生き物のため、屋外での生活はストレスの連続で、犬のように家庭内での飼育を100%に近づける事が理想だと言われます。

ですから、猫については保護をして、里親を見つけてあげる活動が大切になってくるのです。

保護犬・保護猫はまだマイナーな存在!?

Amazonが2022年8月に実施した「保護犬・保護猫に関するアンケート」調査結果で、犬猫の保護・譲渡に対する認知や理解が不足している現状が明らかになりました。

犬もしくは猫を飼いたいと思った際に「ペットショップ」で探すと答えた人が54.0%と最も多く、「動物保護団体」は37.7%。

ペットショップで購入する方が半数を超えていて、主流となっています。

なぜペットショップで購入するのか? その理由として考えられるのが、

1、「衝動買いできるから」。
子犬や子猫の可愛さに衝動買い…。もちろん衝撃的な出会いも大切ですが、迎えるための勉強や準備も大切です。

2、「飼い主の資格を問われないから」。
実はここが大きいと思っています。

保護団体からの譲渡では、飼い主としての資格や家族構成、飼育環境をチェックされる事が一般的。(さらなる不幸を招かないための、慎重な審査とも言えます)。

一方、一般的なペットショップは当然、ご商売なので、飼う(買う)と決めた方を止める事は滅多にしません。中には飼育環境をチェックするケースもあるとは思いますが、初心者にとってはハードルが低いのです。

保護犬・保護猫にネガティブなイメージも

保護犬・保護猫にネガティブなイメージも

保護団体では動物を安心して迎え入れてもらえるよう、しつけ、メディカルチェック、性格把握、アフターケアなどに取り組んでいますが、保護犬や保護猫にネガティブなイメージを持つ方も依然として多いようです。

アンケートを見ると「人を怖がる」(45.0%)、「人に慣れていない」(38.4%)、「病気や障がいがある」(24.8%)、「栄養や健康状態が良くない」(21.6%)、「しつけがされていない」(20.3%)などなど。

ハッキリ言います。これは誤解です。

保護犬・保護猫だからといって、必ず問題を抱えているという訳ではありません。ペットショップのワンちゃんや猫ちゃんと同じように、それぞれ素敵な個性を持っています。

ネガティブなイメージが広がったワケ

ではなぜ保護犬や保護猫にネガティブなイメージを抱くのでしょうか。それは、動物保護団体や保護犬・保護猫の事を知らない人が多いからだと思います。

まずは、お住まいの地域の動物愛護団体や、動物愛護センターを検索するところから
始めてみませんか?

経験豊富なスタッフの方々があなたのライフスタイルにあった、ワンちゃんや猫ちゃんをマッチングしてくれますよ。

ペット探しの選択肢に、保護犬や保護猫の受け入れを追加して下さいね。

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この記事を書いた人

小谷亮介

小谷亮介

1976年生まれ。放送作家。
5歳の時から40年以上、犬と暮らす自称「愛犬家」。
令和元年の秋に千葉などを襲った台風の前日に次男が子猫を拾い、現在は犬と猫(仲悪い!)との生活を送る。
放送作家としてはTBSラジオ「伊集院光とらじおと」、ニッポン放送「飯田浩司のOK!Cozy up!」などを担当。

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