犬の食糞には理由がある!原因を特定して対策しよう

2025/11/06

犬の食糞には理由がある!原因を特定して対策しよう

犬の食糞は理由がある!原因を特定し対策!

犬が自分の便を食べてしまう「食糞」。衛生の観点からも心配ですよね。
食糞は早期に対策することが重要です。
今回は犬が食糞をしてしまう理由と対策についてお話していきます。

犬が食糞をする理由

■本能
生活スペースを綺麗にする
排泄物の跡を消して敵から身を守る

■生理的な問題
食事量が足りない
栄養が足りない
消化不十分のために便にフードの匂いが残っている場合、食事と認識してしまう
→フードが合っていない可能性があります。

■かまってほしい
退屈だったり飼い主の気を引きたかったりすると、食糞をすることがあります。

犬の食糞対策

犬の食糞対策

■排便をしたらすぐに片付ける
食糞は子犬の頃に多く見られます。
排便は食後、運動後、起床後にするものなので、食事や運動の時間を工夫することで飼い主さんがいる時間帯に排便するタイミングが来ると対策しやすいです。

また子犬の時は排便回数が多いのでなかなかすぐに片付けることができず食糞対策がうまくいかないことがあっても、成長とともに排便回数が減って食糞しなくなる犬も少なくありません。ただ、子犬の頃に食糞を覚えさせないように普段から排泄物をすぐに片付ける習慣はつけておくといいでしょう。

■食事量、内容を見直す
食事量が足りているか、栄養が十分ある食事なのか、などを確認しましょう。
どうしても飼い主がいない間に排便をして食べてしまう場合は、食事に混ぜることで便の嗜好性を下げる商品を購入することも検討しましょう。
動物病院に食事内容を相談するのも一つです。
また繊維質が豊富な食事だと便がパサパサして舌触りが悪くなるため、食べなくなることもあります。

■食糞を見つけても反応しない
食糞した場面を見つけた場合、怒ったりビックリしたりと、反応してしまう飼い主さんが多くいますが、できれば無反応でいてください。

怒られたとしても、反応してもらうことが「構ってもらえること」と認識してしまうと、構ってほしくてその後も食糞してしまいます。

■排泄環境を見直す
トイレのスペースがベッドや食事場所など他の生活スペースと近いと、排泄物を早く片付けてほしい気持ちから食糞してしまうこともあります。トイレはベッドや食事場所となるべく離して快適な生活スペースを作ってあげてください。

食糞は子犬の時期に多く成長と共になくなることもありますが、癖になってそのまま残ることもあります。なるべく早期に対策をしてみてくださいね。

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この記事を書いた人

獣医師 赤松愛

獣医師 赤松愛

獣医師
酪農学園大学卒業。今年で小動物臨床経験7年目。
現在は千葉県で犬猫、小動物の一般診療に従事しています。
猫とフェレットとクォッカが大好きです。

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