帰省や旅行のとき、ペットは預ける?連れて行く?

2025/11/13

帰省や旅行のとき、ペットは預ける?連れて行く?

ペットを預ける・連れていくの判断基準

長いお休みは家族と過ごす大切な機会です。一方で、ペットを飼っている方にとっては、「この子をどうするか」という悩みの種にもなります。動物にとっても慣れた環境から離れることは大きなストレスになり得るため、「一緒に連れていくべきか」「ペットホテルなどに預けるべきか」は慎重な判断が求められます。

ペットを連れていく場合の注意点

ペットを連れていく場合の注意点

車や公共交通機関での移動には、暑さや揺れ、騒音など動物にとって過酷な環境が伴います。特に夏場は熱中症のリスクが高まるため、冷房の効いた環境を確保できるか、移動中に水分補給が可能かなど、事前の準備が欠かせません。
また、帰省先に動物を受け入れる体制が整っているか(動物アレルギーの家族がいないか、逃走のリスクがないかなど)も確認しましょう。キャリーの選択も必要で、移動に耐える強度があるかや、帰省先でリラックスできるお部屋として機能するかもチェックポイントになっていきます。
アイドラッグストアーでもペットキャリーを各種取り扱っていますので、チェックしておくといいかもしれません。

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預ける選択肢とその基準

お留守番の手段として代表的なものはペットホテルでしょう。ペットホテルも動物病院が行なっているところもあれば、トリミングサロンが併設してあるところもあります。施設選びでは、飼育環境が清潔であること、スタッフの対応が丁寧であること、緊急時の連絡体制が整っていることを確認したいところです。
また動物にとって最も安心できるのは、慣れた自宅での留守番です。長期間の留守番になる場合には、信頼できる知人やペットシッターさんにお願いするという選択肢も。ペットホテルは預けたり迎えに行ったりという手間も発生しますが、お家でのお留守番であればその心配はなくなります。
動物種や性格、健康状態によっても最適な選択は異なります。例えば、持病のある高齢の犬猫であれば、医療体制の整った環境での預かりが望ましい一方、若くて人懐っこい子であれば、自宅でのシッター対応も可能かもしれません。

最も大切なのは「安心」

「人間にとって便利」ではなく、「動物にとって安心かどうか」を判断基準にすることが、トラブルを防ぎ、動物の心身の健康を守る第一歩です。帰省の予定がある方は、早めの情報収集と予約を。ペットの性格や体調に合った方法で、安心できる時間を過ごせるように配慮していきましょう。

獣医師 タメになる

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この記事を書いた人

獣医師 塩田純一郎

獣医師 塩田純一郎

獣医師。
首都圏で5年間犬猫を中心とした診療に携わりました。その後は病気のメカニズムや細胞たちの反応、薬の作用について勉強しています。
日常の身近な疑問や病気のメカニズムについて、わかりやすくお話しできればいいなと思っています。
よろしくお願いします。

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