SNSで大流行の猫ミーム、あの曲の元ネタを探る
2024/03/06
TikTokなどで大バズリ中
TikTokなどで大バズリ中のショート動画「猫ミーム」。
猫好きな人はもちろん、そうでない人も目にしたことがあるかもしれません。
それほど流行っているショート動画で、Z世代はもちろん、
うちの小学生の娘にも動画を見せたところ「知ってる!」とすごい反応をみせました。
そこで改めて「猫ミーム」について調べたところ、現在日本で爆発的に流行っているのは過去何度も流行ってきた猫ミームの進化版。
元をたどると、2000年前後に電子掲示板『2ちゃんねる』(現在は5ちゃんねる)で流行したギコ猫が元祖だそうです。
当時、ニコニコ動画カルチャーに触れていた人はピンと来るかと思いますが、
文字を羅列して猫のイラストを描くもの。アスキーアートの一種ですね。
時代は進み、ショート動画との相性の良さもあって、
日本では猫ミーム動画が大量生産されています。
(子供に人気のYouTuberてるとくんも猫ミーム動画を作成)
猫ミームは、素材となるいくつかの動画を投稿者が自由に使ったショート動画のこと。
「海外留学に行った時の話」「交通事故に遭った話」など投稿者の体験談を猫ミームの動画に
文字でセリフを入れるなどしてアップしています。
猫の可愛さも相まって、クスッと笑える動画が数多くあり、
ついつい時間を忘れてみてしまうんです。
ハッピーハッピーハッピー猫の正体は?
猫ミームで使用される猫の素材で頻繁に出てくるのが♪
ハッピーハッピーハッピーのメロディに合わせて、両手をパタパタさせて踊るハッピー猫。(上記動画)
起源は2015年11月、画像共有サイト『Imigur』に、とあるユーザーが、
飼い主が帰宅すると興奮してガラス戸の向こうに飛び込む猫の様子を撮影した動画を投稿。
この動画は2日で550万回再生を獲得する人気となりました。
2023年3月にあるユーザーがこの猫の動画を切り抜き、
YouTubeに投稿されていた『My Happy Song』と組み合わせたショート動画をTikTokに投稿したところ大バズリ。
『My Happy Song』は、子ども向け音楽を配信するSuper Simpleによる英語教材の1つ。
子ども向けのため、耳に残る繰り返しのフレーズとメロディになっているようです。
形を変えて数年ごとにブレイクをする猫を扱った動画。
これからも新たなプラットフォームの登場と共にブームを生むことは間違いなさそうです。
可愛い猫の動画をたくさん見られるのであれば、猫ミームのブームは大歓迎ですね。
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この記事を書いた人
大竹将義
1983年生まれ。放送作家。
小学生の時、魚屋さんから犬を譲り受けて暮らしていた元愛犬家。
名刺には、依頼主への忠誠を誓うという意味から、お腹を見せて寝転がるボストンテリアのイラストを使用。
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