社会における動物園の役割とは 野毛山動物園で考えさせられた

2025/07/15

社会における動物園の役割とは 野毛山動物園で考えさせられた

物価高で餌代も高騰!動物園もツラいよ

我々人間もお米や小麦など様々な物価高に頭を抱えていますが、自治体などが入園無料で運営する動物園も、
餌の高騰などに苦しんでいます。

1972年の飼育開始以来、入園無料を貫く川崎市幸区の夢見ヶ崎動物公園は年間支出約1億5千万円に対し、
寄付や一使用料などによる収入は100万円弱。苦しい財政状況のようです。

また1951年開園の横浜市西区の野毛山動物園は1964年から無料となっていますが、
読売新聞(2025年5月28日の記事)によりますと、今年度から、ふるさと納税の刷新で「動物園を応援」が削除されてしまいました。

昨年度は約1億2千万円を集めていただけに、新たな財源確保策を見つける必要があります。
ポケットマネーでポンと支払えればカッコいいのですが、私が出来る事は足を運んで、現状を皆様に伝える事。

そこで、10年ぶりに野毛山動物園に行ってきました。

10年ぶりの野毛山動物園

10年ぶりの野毛山動物園

10年前に野毛山動物園に行った時は、長男が8歳、次男が5歳ぐらいでした。

横浜中華街でランチを食べた後、家族4人、クルマで訪れた記憶があります。(動物園の近くに駐車場有り)

今回はラジオの生放送の仕事を終えて、桜木町駅から徒歩で動物園に。野毛山動物園までは徒歩15分。
中高年にとって動物園は絶好のウォーキングスポットです。
(頑張れば、1万歩到達します)

私が動物園に行く時に必ず実施している、そんなに褒められないルーティンが「ハイカロリーなものを食べる事」。
燃料なしに歩くと、ガス欠をしてしまいます。
そんな言い訳をしながら、行きつけの町中華「翠葉 桜木町店」へ。

ここは餃子の名店で、炒飯も絶品。この日はレバニラを注文したのですが、写真の通り、想像の2倍の量が。
横浜中華街の高級中華も好きですが、コスパの高さなら、ここ。味も量も一級品で、オススメです。

坂道をウォーキングして野毛山動物園へ

カロリーを摂取したら、野毛山動物園へ。
最後の坂道が中高年には応えますが、子供や恋人と一緒に話しながら歩くなら、ちょうどいいぐらいの距離なのかもしれません。

野毛山公園は、みなとみらい21地区を眼下に見下ろす高台にある、野毛山公園の中にあります。
なので、坂道は仕方ないとあきらめて下さい。

公園全体の面積は9.1ヘクタールで、そのうち動物園の面積は3.3ヘクタールもあり広々。ウォーキングにぴったり。

アイドラッグストアーでは、ウォーキングにぴったりな、
【ボディタフネス 冷感・消臭パワーストレッチ 半袖Vネックシャツ】
や、紫外線も防いでくれる
【ボディタフネス 冷感3Dファーストレイヤー UVカットスリーブ クルーネックシャツ】
などもあり、中高年のお散歩が捗って仕方ないのです。

動物園の役割を知ってハッとする

動物園の役割を知ってハッとする

だらしない体型が自慢の私は到着してすぐ、ビールを飲みたくなりました。

しかし、入り口で見た「動物園の4つの役割」という看板を見て、「これは仕事だ」と我に返ったのです。

最初の1つ目と2つ目の役割をご紹介します。


1、「出会い感じる」
動物に魅せられ、共に生きることの大切さを感じられる公園としての役割。
自然界で出会えることの少ない野生動物たちを、身近に楽しく観察して感動と喜びと安らぎを得られるのが動物園です。

人々が野生動物の生命のすばらしさに魅せられ、かれらと折り合いをつけながら共に生きる大切さを体感し、
自然共生社会の実現に必要な人間の生き方を再創造できる公園としての役割を果たします。

2、「理解し学ぶ」
動物に対する科学的な知識を深め、その情報を市民と共有する役割。
およそ200年の近代動物園の歴史の中で、野生動物の飼育技術や健康管理に関する試行錯誤が世界中で繰り返されてきました。

しかしながら、野生動物の生理や生態や行動については、まだまだ分からないことばかりです。
研究者と協力して調査研究を続け、そこで得られた知識を市民と共有しながら、多様な野生動物の保全に貢献できる役割を担います。

3と4は省略しますが、ザッと要約しますと、
・野生動物と我々人間は過去から様々な繋がりがある。
・動物園で出会った動物の現状を知る事で、地球環境を守る事の大切さを分かち合う。
・絶滅の危機にある野生動物を守るためには国内外の動物園の連携や動物福祉を考慮しながら、長期計画を立てる必要がある。

全文はこちら。
【https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/hama-zoo/about/outline.php】

動物園に足を運ぶ我々は、普段見る事が出来ない動物を見て喜ぶだけでなく、
その動物が置かれている状況も把握する必要があるのです。

入口は「かわいい」でいいと思います。でも、その動物に興味を持つ事によって、
「あの動物の未来は大丈夫かな?」と子供達や、家族、パートナー、友人と考える場になれば良いのではないでしょうか。

次回は野毛山動物円の見どころをご紹介します。


レッサーパンダの「イチゴ」ちゃんをはじめ、無料の動物園なのに、アイドルが揃っていましたよ!

厳しい状況を救う為に、募金や、グッズを買って支援しましょう!





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この記事を書いた人

小谷亮介

小谷亮介

1976年生まれ。放送作家。
5歳の時から40年以上、犬と暮らす自称「愛犬家」。
令和元年の秋に千葉などを襲った台風の前日に次男が子猫を拾い、現在は犬と猫(仲悪い!)との生活を送る。
放送作家としてはTBSラジオ「伊集院光とらじおと」、ニッポン放送「飯田浩司のOK!Cozy up!」などを担当。

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