覚えておきたい!犬が中毒を起こす食べ物【人の食べ物編】

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覚えておきたい!犬が中毒を起こす食べ物【人の食べ物編】

2022.04.05

覚えておきたい!犬が中毒を起こす食べ物【人の食べ物編】

中毒を引き起こす可能性がある人の食べ物

春になって生活環境が変わる方も多いのではないでしょうか。
新しくワンちゃんを飼い始める方も増える時期ですので、今回は犬が間違って食べてしまったり飼い主さんがあげてしまったりすると、中毒を引き起こす可能性がある“人の食べ物”について綴ってまいります。

チョコレート

チョコレート

カカオに含まれるテオブロミンやカフェインなどのメチルキサンチンが中毒症状を起こし、下痢、嘔吐、発熱、興奮、頻脈、不整脈などの症状が出る場合や、摂取量が多い場合は全身性の痙攣が起こることもあります。
また、チョコレートは脂肪含有量も多いので、摂取後に膵炎(すいえん)を発症することがあり、注意が必要です。

犬では1kgあたり20mgのテオブロミンの摂取で軽度の中毒症状、100〜200mgが致死量となっています。
ミルクチョコレートで言うと、1kgあたり1枚(約55g)で重篤な中毒症状、10gほどの摂取でも軽度の中毒症状を起こすと考えられます。
つまり、体重3kgの犬なら板チョコ3枚で重篤な中毒症状を起こすということになります。

治療法:催吐処置(薬剤を使って胃の内容物を吐かせる)、点滴、吸着剤の投与

玉ねぎ、ネギ、ニンニク、ニラ

玉ねぎ、ネギ、ニンニク、ニラ

血液中の赤血球に酸化的障害を起こすことで破壊した結果、貧血を起こします。
貧血を起こすと、元気低下、食欲不振、運動失調、呼吸不全、可視粘膜の蒼白や黄疸、血尿などの症状が出ます。

摂取後、数日経ってから症状が出る場合が多くみられます。
犬では1kgあたり15〜30g以上の摂取で中毒症状を起こすとされています。

治療法:催吐処置、点滴、吸着剤や抗酸化剤の投与、重度の貧血を起こした場合、輸血を行うこともあります。

キシリトール

キシリトール

キシリトールは、キシリトールガムや歯磨き粉に含まれています。
ガムの包み紙ごと食べてしまったり、歯磨き粉のチューブを噛んで、開けた穴から歯磨き粉を誤食してしまったりするなどで来院されるケースが多数見られます。

犬がキシリトールを摂取すると、急速に吸収されて低血糖を起こします
また肝不全や凝固不全も起こし、亡くなった例も報告されています。

犬では1kgあたり0.1g以上のキシリトールの摂取で低血糖症状、0.5g以上で肝障害が起こるとされています。
キシリトールの含有率は製品によって様々なので、成分表を確認して中毒量を判断する必要があります。
低血糖の症状は摂取後30〜60分後には出る場合が多く、早急な治療が必要になるので、誤食を確認したらすぐに病院に行ってください。

治療法:摂取後直後の場合催吐処置。低血糖が起こっている場合は、グルコースの点滴や静脈注射

ぶどう、レーズン

ぶどう、レーズン

ぶどう中毒の原因になる物質はいまだに不明のままですが、犬で1kgあたりブドウ32g、レーズン11〜30gで中毒が出るとされています。
摂取後6-12時間で嘔吐や下痢などの消化器症状が出て、数日後に急性腎不全を起こし亡くなることもあります。

治療法:催吐処置、点滴、吸着剤の投与

誤食にはご注意を

このように普段私たちが何気なく食べている物でも、ワンちゃんには中毒を起こすものがあるのです。
飼い主が料理中に落とした野菜や果物を食べることがある、食卓に登ることが出来る、何でも噛んで遊ぶ癖のあるワンちゃんは特に要注意です。

誤食した場合、対応が早ければ中毒症状が防げることも多いため、誤食してしまったことに気付いたら、すぐに動物病院を受診してください。
夜間遅い時間だとしても、救急病院であれば対応可能であることが多いので、事前に近くの救急病院を調べておくと安心ですね。

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この記事を書いた人

赤松愛

赤松愛

酪農学園大学卒業。
今年で小動物臨床経験7年目。
現在は千葉県で犬猫、小動物の一般診療に従事しています。
猫とフェレットとクォッカが大好きです。

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