備えあれば憂いなし ペットとの避難準備のススメ【犬編】
2022/05/24
ワンちゃんとの避難準備について考えよう
近年ワンちゃんと一緒にお出かけできるスポットが増え、ワンちゃんのお出かけグッズも多種多様揃っていますが、皆さんはワンちゃんといざ避難する際の準備はされていますか?
前回の記事「備えあれば憂いなし ペットとの避難準備のススメ【猫編】」では、猫との避難についてを綴りましたので、今回の記事は避難準備の犬編について書いていきますね。
地震が起きた場合の犬との避難方法
〈避難するときは?〉
地震が起きたあとは、まわりの安全を確認しながら飼い犬の近くへ行き、首輪やハーネスをリードにつないで犬が逃げないように注意してください。キャリーに入れることが出来る小型犬の場合は、キャリーに入れて移動してもOKです。
普段からキャリーを使用していない場合は、犬がパニックになってしまうこともあります。日常的におもちゃを使って遊びながらキャリーへ出入りする訓練や、動物病院への通院時にキャリーでの移動を予行演習しておくと、いざという時にキャリーへスムーズに入ってくれるのでお勧めです。
飼い犬の安全が確保できたら、キャリーや抱っこなどでペットとの同行避難を受け入れている避難所へ移動してください。もし近くの避難所にペットの受け入れがない場合は自家用車での避難や被災していない、または被害が少ない地域のペットホテルや動物病院へ預ける必要があります。
事前に自分の地域の避難所が、ペットとの同行避難が可能なのかを自治体に確認しておくと良いでしょう。
〈避難所へ移動したら?〉
ペット受け入れ可能な避難所は、ペットと人の生活スペースが分かれており、屋内や屋外に別に飼育スペースを設けている場合や、ペット同伴の避難者専用スペースで一緒に避難生活を送る場合など様々です。どのような環境になってもなるべく犬も人もストレスが少なく避難生活ができるように、最低限のしつけや、健康管理はやっておきましょう。
避難生活に役立つしつけ
・トイレを覚えさせる
同行避難した際、定期的なお散歩ができなくなってしまう場合もあります。それによって排泄を我慢してしまい、膀胱炎を起こす犬もいます。散歩に行かなくても決まったトイレやトイレシートで排泄ができると、トイレを我慢することがなくなるので、普段からトイレを決まった場所でできるようになっておくと良いでしょう。
・ケージでの生活ができるようにする
ワンちゃんの場合、普段家の中で放し飼いの方が多いと思いますが、避難所で急にケージ生活になると吠えたり、暴れたり、ストレスで体調を崩すことがあります。普段から短時間でもケージで静かに過ごせる時間を作ると、そんなトラブルを避けることができるかもしれません。
・人に吠えないように普段から家族以外の人にも慣れさせておく
避難所で知らない人に吠えてばかりいては、お互い気持ちよく生活ができません。
お散歩やお出かけなどで家族以外の人とも触れ合う時間を作り、いざ避難所で知らない人を見かけても吠えないようにできると良いですね。
避難生活で必要な予防
同行避難では他の犬と同じ空間で生活することになるので、最低限の予防はしておきたいところ。ワクチンの証明書は避難所で提示が必要になる可能性もあるので、持っておくと安心です。
・混合ワクチン
・狂犬病ワクチン
・ノミダニ予防
・フィラリア予防
最低限準備しておきたいもの
・折りたためるケージ
避難生活では基本的にケージやサークルでの生活になりますが、避難所に準備されていない可能性もあるので軽く小さく折りたためる持ち運びが容易なケージを用意しておきましょう。
・トイレ、トイレシート、トイレが出来ない場合はオムツやマナーパッドも一緒に準備
・普段食べている食事、飲み水(水道水、軟水であればミネラルウォーターでも可能)、食器
・飼い主と犬の名前、連絡先が記入された首輪
・マイクロチップが入っている場合、マイクロチップ番号の控え
・飼育メモ
飼い犬の性格、食事の好みや健康状態、普段の食事の量や回数などを記入しておくと万が一預けることになっても安心です。
・病気の治療中だった場合の薬
・ワクチン証明書
準備と一言でいっても、しつけなど時間のかかることもあってすぐには難しいですよね。
いざという時に後悔しないよう、今から少しずつでも避難準備していきましょう。
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