保護猫活動を知っていますか?あなたにも出来ることがあるかも
2022.11.03

年間2万匹の命が失われています
環境省によると日本では年間2万匹を超える犬猫が保健所に持ち込まれ、殺処分されています。
各自治体、保護団体の日々の努力により年々殺処分の数は減っていますが、依然として多くの犬猫が殺処分されているのが現状です。
ニュースやSNSなどで殺処分のことを知り、犬猫の保護活動に興味を持っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
保護活動ってどんなことをしているの?

・野良猫に避妊手術をし「地域猫」とするTNR活動
野良猫を捕獲し、避妊手術を行った後に再度同じ場所へリリースすることをTNRと呼びます。
※T(Trap、捕獲)N(Neuter、避妊去勢手術)R(Return、元の場所に戻す)
TNR活動でリリースした後は近隣の住民の方と協力して、地域猫のお世話を続けていく必要があります。
自宅で猫を保護することが難しい場合や、警戒心が強く時間をかけても人に慣れない可能性が高い猫はTNRの対象になることが多くみられます。
TNRされた野良猫は耳をカットされ、一目見て手術済ということが分かるようになるので、間違って再捕獲されることはありません。
TNR活動についてはこの記事も参考にしてみてください。
【関連記事】野良猫から地域猫へ 〜TNRを知っていますか?〜
https://www.idrugstore.jp/pet/article/43
・飼い主のいない猫を保護し、譲渡する
保護の対象となるのは保健所に持ち込まれた猫や多頭飼育崩壊、ブリーダー崩壊を起こしている現場の猫など様々です。
猫を保護した後に健康状態を確認し、ノミやお腹の虫の駆除、猫エイズ・猫白血病のウイルス検査、ワクチン接種などを行い、ある程度人に慣れてから譲渡に移ります。
保護活動は自治体、保護団体、個人などでそれぞれ行っています。
保護猫はインターネットでの掲載や譲渡会などを介して譲渡されることが多いでしょう。
保護して譲渡をするといっても、すぐに譲渡できるわけではないので、譲渡するまでの間は保護猫シェルターでお世話や健康管理をしていきます。
譲渡先がなかなか決まらない猫や、健康状態が悪い猫などは譲渡できるまで数年かかることもあるのです。
保護活動に携わってみたい方へ

・保護団体に所属する
野良猫や多頭飼育崩壊の現場へ行き、猫を保護する活動だけでなく、譲渡するまでの間に自宅で猫を一時預かりする、シェルターでお世話をするなど、活動の幅も広いので自宅で猫を飼うことができなかったとしても活動ができます。
保護団体のホームページでボランティアを募集していることがあるので、興味ある方は近所の保護団体を探してみてはいかがでしょうか。
・保護団体に寄付する
保護活動自体をすることがなかなか難しい方は、活動に必要なお金や物資を寄付することで保護活動を支援することができます。
保護団体は基本的に寄付金を受け付けていることがほとんどですし、物資の寄付などを募集していることもあります。
実際に活動するだけでなく支援をするなど、保護活動には色々な携わり方があるのです。
保護活動に興味を持った方がいたら、まずは保護団体のホームページなどをチェックしてみてくださいね。
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