2022年 犬猫「ほっこりうんちくニュース」3選
2022.11.24

犬猫のニュースに癒されたい!
今年は重く、暗いニュースが多い印象でしたが、忙しい年末ぐらい心に刺さったトゲを抜いてくれる話題が欲しいものです。
そこで犬と猫と一緒に暮らしている私が独断と偏見で選んだ、ちょっとほっこりして誰かに言いたくなる「ワンニャンニュース」を3つご紹介します。
1、猫は飼い主の“猫語”を理解している

2022年10月25日付けで学術誌「Animal Cognition」に発表された論文によりますと、猫は飼い主の声を聞き分ける事が出来るというのです。
実験では猫の飼い主を16人集め、「遊びたいの?」「おやつがほしいの?」などのせりふを話す飼い主の声を録音。せりふごとに2度録音し、1度目は猫、2度目は人間の大人を相手にするように話してもらったそうです。
録音したものを猫に聴かせたところ…
飼い主が「猫語」で話すのを聞くと、猫たちは反応(えらい!!)一方、人に話しかける想定のせりふには飼い主の声でも反応しなかったそうです。
また、猫語であってもなくても、見知らぬ人の声には反応しなかったとの事。つまり、猫ちゃんは飼い主から話し掛けられている事を認識していたのです!!えらこ!!(我が家で使う猫語「えらい子」の略です)
マイペースで、異次元で暮らしているような感じもある猫ちゃんですが、きちんと人間の会話を聞いているんですね。
2、犬にも嬉し涙がある

「犬が飼い主と時間を置いて再会すると、涙の量が増える」
このような研究結果が麻布大、自治医科大、慶應義塾大の研究チームによって2022年8月に明らかになりました。
研究チームはイヌが飼い主と一緒にいる時と、飼い主と長時間(5時間~7時間)
離れてから再会した時のイヌの涙の量を調査。
その結果、飼い主と長時間離れてから再会した時にはイヌの涙の量が15.9%増加。一方、飼い主ではない親しい人と再会した時には、涙の量は増えなかったそうです。
研究者によると、犬が何を考えているかまでは分からないとのことですが、「快い」と感じて目を潤ませているとか。(人間も、目がウルウルしているワンコに弱いですよね)
野生動物では本来、相手を見つめる事=威嚇行為と考えられているそうですが、犬は人間に合わせ、親和的なシグナルとして見つめるという行動を使っている可能性があるそうです。
あなたが帰宅した時、愛犬の目は潤んでいますか?ぜひ確かめてみて下さい。
3、猫のおしっこが犬よりもクチャい理由

犬と猫を一緒に飼っていると感じるのが「猫のおしっこの方がクチャい」という事。この疑問を解決してくれたのが、意外にもスポーツ報知の記事でした。
なぜ、体の小さな猫のおしっこの方が強いニオイなのか?
この「おしっこ格差」について、動物行動学が専門の摂南大学農学部助教・池田裕美先生は記事の中で、次のように答えています。
家猫の祖先と言われるリビアヤマネコは中東で生息。一方、犬の起源はオオカミであり、東アジアに生息していたと考えられている。この起源を比較すると、猫は犬よりも少ない水分摂取で暮らしていく動物。犬に比べて尿の回数も少なく、尿中のタンパク質が濃いため、ニオイが強めだという事です。(これも個性。ふむふむ)
以上、2022年犬猫ほっこりうんちくニュースでした。
詳しい情報をご覧になりたい方は以下のリンクをご覧下さい。
以下、参考文献です。
●「猫は飼い主の『声』だけでなく『ネコ語』もわかっている、実験で明らかに」
https://news.yahoo.co.jp/articles/39d81583320b9e50f6a8fbebafd4f7b28dae5276
●「犬にも嬉し泣きがあるのか」
https://www.azabu-u.ac.jp/topics/2022/0823_39642.html
https://headtopics.com/jp/293561239939164912557-29520600
●「猫の尿が犬より臭い理由」
https://hochi.news/articles/20220526-OHT1T51086.html?page=1
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この記事を書いた人

小谷亮介
1976年生まれ。放送作家。
5歳の時から40年以上、犬と暮らす自称「愛犬家」。
令和元年の秋に千葉などを襲った台風の前日に次男が子猫を拾い、現在は犬と猫(仲悪い!)との生活を送る。
放送作家としてはTBSラジオ「伊集院光とらじおと」、ニッポン放送「飯田浩司のOK!Cozy up!」などを担当。
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