2023年は卯年！うさぎ人気もぴょんぴょん飛躍！？

2022/12/08

空前のうさぎブーム到来

来年、２０２３年は「卯年」ですが、実は密かな「うさぎブーム」が起きている事をご存知でしょうか？

ペット保険のアニコム損保によりますと、保険に入っているペットはイヌ、ネコに続き、
うさぎは3番目に多く、2014年からの5年間で、その数は5倍に増加しているそうです。

人気の秘密を探るべく、東京あきる野市のうさぎ専門ブリーダー「ラビットファームKINO」の動物取扱責任者、木下慎太郎さんにお話を伺いました。

うさぎの魅力

まず、うさちゃんの魅力について伺いました。

「ワンちゃんや猫ちゃんのように鳴かないので無表情な生き物と思われがちですが、耳や鼻、目線、肢、しっぽなど全身で感情表現を行います。

草食動物という性質上、警戒心は少し強い面もありますが、信頼関係を築くことができると、心を開いてリラックスしている事を体を使って伝えてきてくれるところが魅力的です」

→確かに、うさぎには無表情なイメージがありましたが、心を開いてくれると、感情表現が豊かになるんですね。それはたまりません。ちなみにうさぎは賢くて、人間の３歳ぐらいの知能を持っているそうです。

人気No.１のネザーランドドワーフ

「純血種のうさぎの中で最も小さい品種です。成長しても体重が1㎏を下回る子もいて、いつまでもあどけない人形のような容姿が魅力的。

性格は好奇心が強く活発な子が多いですが、警戒心が強く臆病な面もあります。焦らず、ゆっくりとコミュニケーションをとることが信頼関係を築くポイントです」

→可愛いので、一気に距離を縮めたくなりますが、少しずつ心の距離を縮めるのが良さそうです。思えば、我が家の猫も警戒心が強く、人間に慣れるのに時間がかかりました。

初心者向けのうさぎについて

「日本ではネザーランドドワーフとホーランドロップという品種がオーソドックスです。どちらも飼育しやすい品種ですので、基本的には見た目で選んで良いかと思います。

強いてですと、ホーランドロップの方がやや大きく性格も大らかです。小さなお子様がいるご家庭の場合、多少大きめの生活音が出ても、おっとり気にしない子が多いので、ホーランドロップが良いかもしれません」

→飼育しやすさについては、次の項目で！

うさぎがペットに向いている理由

「うさぎ全般にいえますが体臭がなくウンチも無臭で、唯一臭いのするおしっこもトイレを覚えるので、しっかり清潔に管理すれば気になりません。

また、足の裏に毛が生えていて足音もしないですし、基本的には鳴かず、外での散歩も不要ですので、マンションでも飼育のしやすい動物だと思います」

→ちなみに、我が家のワンコはウンチが刺激臭。ニャンコはおしっこの臭いが強め。よく鳴き、よく吠え、常に犬と猫はバトルをしているので、騒がしい・・・。田舎の戸建てでも飼育しづらい・・・。今度飼うなら、うさぎちゃん。

飼育の際の注意点

「小動物で飼育がしやすく気軽にお迎えもしやすいですが、最後まで責任をもってお世話をしてあげられるかを真剣に考えた上で、お迎えをしていただけると良いと思います。

また、うさぎの飼育方法は研究が進み健康で長生きする子が増えていますが、インターネット上ではまだまだ古い情報や誤った情報が散見されます。ネットで調べることは大切ですが、最初は判断が難しいのでうさぎに詳しい動物病院やショップ、ブリーダーなど、信頼のおける方の情報を参考にしていただいた方が良いと思います」

他の動物との相性は？

そして最後に私が気になったのは、犬や猫など他の動物と一緒に暮らせるかという点。

「他の動物との飼育については、うさぎ自身の性格と他の動物の性格によると思います。犬や猫と一緒に暮らしているケースもありますが、基本的には草食動物ですので慎重になる必要があります。ハムスターやチンチラなど同じ草食の小動物は比較的仲良くできますが、モルモットは病気の関係で一緒にしないほうが良いです」

住宅事情に関わらず飼育ができて、おとなしくて、うんちも無臭で、散歩不要。ペットとして、パーフェクトに近い存在の「うさぎちゃん」。

卯年の２０２３年、うさぎブームはぴょんぴょん拍子（トントン拍子）で加速するかもしれません。

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