猫ちゃんの爪とぎ環境を見直そう
2023/01/12
猫の爪とぎ
猫飼いの人なら誰もが知っているであろう、猫の習性「爪とぎ」ですが、
用意した爪とぎを使わずに家のカーペットや壁紙で爪をといでしまうという悩みを持っている飼い主さんも少なからずいらっしゃいます。
猫の爪とぎは正常なグルーミング行動であり、縄張りを主張するマーキング行動でもあるため止めさせることはできません。
ですが、生活環境を整えてあげることで不適切な爪とぎをある程度予防できるかもしれませんよ?
今回はそんな「猫の爪とぎ」についてお話します。
不適切な爪とぎとは?
爪とぎには伸びてきた爪の1番表面の部分を取り除く効果があり、
爪とぎをした部分は視覚的、嗅覚的に縄張りを主張できるため、猫にとって必要な行動です。
爪とぎ自体は猫にとって正常な行動なので病気ではありません。
飼い主にとって、爪とぎして欲しくないカーペットや壁紙で爪とぎをして傷付けてしまう場合を、不適切と見なします。
不適切な爪とぎの予防法
・爪とぎの場所を変える
猫はだいたい寝起きに爪をとぐことが多いので、お気に入りの寝床の近くが適しています。
麻の紐を巻いた爪とぎが設置されたキャットタワーが多いのは、こういったことが理由かもしれません。
現段階で爪とぎをしてしまっている場所に新しい爪とぎを設置するのもひとつです。
・爪とぎの種類を変える
爪とぎにはダンボール素材、麻の紐を巻いたもの、木の素材など多くの素材でできたものが販売されています。
何種類か試してみて好みのものを設置してください。
また、爪とぎの大きさや安定感も重要です。
猫が爪とぎをしてグラグラする、動くなどの不安定なものは避けてください。
ダンボール素材や麻の紐を巻いたタイプの爪とぎは、劣化すると猫が爪とぎをしなくなることもあるので、
適度に新しいものに効果するといいでしょう。
それでも不適切な爪とぎをしてしまう場合
・カーペット
爪をとぎやすいカーペットの素材はやめて、爪が引っかかりにくい素材に変える。
・壁紙
爪とぎをしてしまう壁紙部分にビニールシートなどを貼る。
などが対策として挙げられます。
猫の爪とぎでお困りの飼い主さん、まずはお家の爪とぎ環境を見直し、改善できる点があればぜひお試しを。
こんな爪とぎもいいかもしれません。
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