犬猫とは全然違うエキゾチックペットとは?【ハムスター編】

2023/03/30

犬猫とは全然違うエキゾチックペットとは?【ハムスター編】

「エキゾチックペット」をご存知ですか?

犬猫以外で飼育が可能なペットのことをエキゾチックペットと呼び、
めったに飼育されていないような動物だけではなく、ウサギ、ハムスター、モルモット、インコ、カメ
などの比較的多く飼育されている動物も含まれます。

エキゾチックペットという響きは少し馴染みにくく感じることもありますが、
ウサギやハムスターを飼うことは私たちにとって一般的になっているのではないでしょうか。

今回は小さな子どもから大人にまで人気のあるハムスターについて綴っていきます。

ハムスターとは

ネズミ目のげっ歯類で飼育や繁殖が簡単なことから、身近なペットとして知られています。

■ハムスターの生態
・夜行性で昼は巣の中で休むことが多い
・野生のハムスターは活動的で夜間7~13時間程歩行することもある
・寒冷期は巣に篭り冬眠する種類(ゴールデンハムスター)もいる
・頬袋を使って巣に食糧を貯蔵する習性がある
・植物や昆虫などを様々な物を食べる雑食性
・前歯は生涯伸び続ける「常生歯」
生後45~60日程度で繁殖が可能となる
・平均寿命は2年前後

■ハムスターの性格
基本的には温和な性格で飼育しやすいですが、
警戒心が強いため身の危険を感じ、興奮した際に「キーキー」という声を出します。

ハムスターの種類

ハムスターの種類

ゴールデンハムスターとジャンガリアンハムスターが日本では一般的です。

・ゴールデンハムスター

体重130-210g程度
温和な性格で人によく慣れる。

ジャンガリアンハムスター

ジャンガリアンハムスター

体重30-45g程度
ゴールデンハムスターよりもひとまわり小さく、初心者でも飼育しやすいとされている。
そのほかに、
・ロボロフスキーハムスター
・チャイニーズハムスター
・クロハラハムスター

などもペットとして流通しています。

ハムスターの飼育方法

ハムスターの飼育方法

・飼育頭数
ゴールデンハムスターは特にメスの気が強いため単頭飼育が推奨されています。
ジャンガリアンハムスターは相性に問題がなければ複数飼育が可能ですが、相性が悪いと闘争や喧嘩になるので注意してください。

・ケージ
床敷、餌容器、給水器、巣箱、小屋をレイアウトして設置します。
ケージは水槽タイプがよじ登って落下したり、網の間に指などを挟む危険性が少なく安全ですが、
換気が悪く不衛生になりがちなので、こまめに掃除してあげてください。

・温度
理想の温度は20~26℃、湿度は40~60%。
温度が5℃以下になると冬眠する種類もいるので冬眠させないように注意しましょう。

・運動
ハムスターは従来運動量が多い動物のため、ケージの外に離して運動させることが難しい場合はケージを広くする、
回し車やトンネルなどを設置するなどの工夫が必要です。

・食事
ハムスター用ペレットを中心に種子類や野菜などを補助的に与えてあげてください。夜行性のため、新しいフードへの交換は夕方〜夜にかけてが良いでしょう。


今回はハムスターの生態や飼育方法についてお伝えしました。

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この記事を書いた人

赤松愛

赤松愛

酪農学園大学卒業。
今年で小動物臨床経験7年目。
現在は千葉県で犬猫、小動物の一般診療に従事しています。
猫とフェレットとクォッカが大好きです。

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