猫の乳がんを予防しよう~早期の避妊手術のススメ~

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猫の乳がんを予防しよう~早期の避妊手術のススメ~

2021.10.05

猫の乳がんを予防しよう~早期の避妊手術のススメ~

気を付けたい病気

乳がんとは悪性の乳腺腫瘍のことで、雌猫で多く見られる腫瘍の1つです。
猫の乳腺腫瘍の多くは悪性で、その割合は80%であると報告されています。

ですが、猫の乳腺腫瘍は早期の避妊手術による予防効果があることや、発見した際の腫瘍の大きさや手術方法によって、生存期間が大きく変わることが知られています。

今回は猫の乳がん予防について綴っていきますね。

猫の乳がんとは

乳腺細胞が腫瘍化し、乳腺内にしこりが出来ます。
1~複数個の硬いしこりが触診できることが多くあります。

10歳以上の猫での発生が多く、シャム猫は他の品種に比べると発生リスクが2倍に上がります。
上述した通り、ほとんどの場合は悪性で、進行するとリンパ節や肺に転移することも多く、そのために猫が衰弱して亡くなることもあります。

猫の乳がんの診断法

触診による乳腺内のしこり(腫瘍)の確認、しこり(腫瘍)に針を刺して行う細胞診での腫瘍細胞の確認などが挙げられます。
猫の乳がんは全身に転移していることもあるため、レントゲンや超音波検査での転移の確認も必要となってきます。

腫瘍の大きさで生存期間が大幅に変わってくるため、診断時にかなり重要となってきます。
腫瘍の大きさが直径2cm以内だった場合の生存期間は3年以上、2~3㎝で2年以内、3cm以上で4~12ヵ月と、大きければ大きいほど生存期間は短くなる傾向にあります。

猫の乳がんの治療法

猫の乳がんは再発率も高く、手術方法によっても生存期間が大きく変わっていきます。

①両側乳腺全摘出術
左右の乳腺をどちらも全て摘出する手術方法です。

両側乳腺を同時に切除すると皮膚が寄りにくくなるため、片側の乳腺を切除して1か月後に反対の乳腺を切除する方法を選択することもあります。


②片側乳腺摘出術
腫瘍のある左右どちらかの乳腺を全て切除する手術方法です。


③乳腺部分切除術
腫瘍のある乳腺だけを切除する方法です。
手術後に必要であれば、抗がん剤を補助的治療として使用することもあります。


手術方法による手術後の生存期間は、
①両側乳腺全摘出術で約2.5年、
②片側乳腺摘出術で約1年、
③乳腺部分切除術になると、ほとんどの場合再発して生存期間も1年以内と大幅に短くなります。

早期の避妊手術で猫の乳がんを予防

早期の避妊手術で猫の乳がんを予防

乳がんの発生にはホルモンが影響し、早期の避妊手術に予防効果があるとされています。

避妊手術をしていない猫に比べて、6ヵ月齢以下で避妊手術をした場合は、発生リスクが91%低下、1歳齢までに避妊手術をした場合は86%低下します。

1歳齢以上の手術になると、1~2歳齢までの避妊手術で発生リスクは11%低下、2歳齢以上での手術では予防効果はほとんどありません。

そのため1歳齢までの手術が推奨されています。

まとめ

・猫の乳がんを予防するためには1歳(可能であれば6ヵ月齢)までに避妊手術を
・腫瘍の早期発見、早期治療で生存期間は大きく変わる
・早期発見のために日々スキンシップをしながら乳腺にしこりがないか確認する
・定期的に動物病院での健診を行う

特に早期発見については獣医よりも飼い主さんの方が日々のスキンシップで気付ける可能性が高いので、猫が寝ていたり、抱っこしたりしている時に胸~お腹をマッサージしながら、しこりがないかを定期的に確認してみてくださいね。

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この記事を書いた人

赤松愛

赤松愛

酪農学園大学卒業。
今年で小動物臨床経験7年目。
現在は千葉県で犬猫、小動物の一般診療に従事しています。
猫とフェレットとクォッカが大好きです。

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