「犬・猫の熱中症予報」夏のお出かけ前にチェック!
2023.06.27

「犬・猫の熱中症週間予報」とは

梅雨の時期でも、夏と錯覚するような暑さを感じることも珍しくない昨今。
熱中症対策はもはや呼びかけるまでもなく当たり前になりつつありますよね。
ですが皆さん、愛犬、愛猫の熱中症対策はしっかりできていますでしょうか?
犬や猫は人間に比べてより地面に近い位置で生活せざるを得ないため、
地上の熱・アスファルトの照り返しを直接受けてしまいます。
特に散歩が必要なワンちゃんは熱中症に注意しなくてはいけません。
そうした中、ペットの熱中症の予防を目的とした「犬・猫の熱中症週間予報」があるのをご存知でしょうか。
いままでありそうでなかった画期的なサービスですよね!
ペットの熱中症週間予報を作成しているのは株式会社ライフビジネスウェザーの鈴木勝博氏とアニコム損保。
鈴木勝博氏は、気象予報士兼獣医という経歴を持っており、犬と猫それぞれの体の高さ、
代謝などから熱中症週間予報の指標を出すのだそうです。
犬の熱中症週間予報は2013年からあったそうですが、猫の熱中症週間予報が始まったのは2022年から。
Instagram、Twitter、FacebookのSNSで予報を発表しています。
全国主要10都市の熱中症注意レベルを「やや注意」「注意」「警戒」「厳重警戒」
の4段階に分けてイラストでわかりやすく表示しているので、
タイムラインに流れてきてもすぐに分かりそうです。
犬と猫の熱中症は増えている?

2022年の月別の熱中症診療件数はこちら。
去年の夏の平均気温は観測史上2番目に高く、6月下旬から7月上旬にかけて記録的な暑さでした。
そのため、6〜7月の犬・猫の熱中症の件数は前年よりも増加。
6月でも熱中症になりますので、飼い主のみなさんは注意してあげてください。
診療件数は猫より犬の方が多く
猫が犬より暑さに強いというのもありますが、やはり散歩の有無が大きいでしょう。
ちなにに熱中症の治療にかかった費用をみると、通院の場合は犬が1.7万円、猫は1.6万円。(年間平均診療費)
だそうです。
病院にお世話にならないことが一番ですが、具合が悪そうなときは迷わず動物病院に相談してください。
留守番・外出時、ペットの暑さ対策は?

ペットが留守番中の熱中症対策も気になるところ。
人間は室内で熱中症になることがありますが、それはペットも同じです。
飼い主さんはどんな対策をしているのでしょうか。
室内の場合は
1位:エアコンをつける 93.5%
2位:新鮮な水をいつでも飲めるようにしている 69.9%
3位:室内に、日陰になる場所を作っている 50.9%
エアコンを我慢してお亡くなりになる高齢者のニュースを毎年目にしますが、
ペットのためにエアコンを付けっぱなしで外出するのはもはや当たり前になっています。
また、給水や日当たりなどに気を使っている方も多く見られますね。
次に「一緒に外出するどうぶつの暑さ対策として実施していること」というアンケートです。
1位:涼しい時間帯を選んで外出している 70.1%
2位:飲み水を持ち歩いている 54.2%
3位:暑くない時期と比較して、外出時間を短くしている 43.1%
ペットにも人間と同じような対策をしていることがわかりますね。
もはや熱中症は人間だけが注意するものではなくなりました。愛犬・愛猫の熱中症対策を意識して、暑い夏を乗り切りましょう!
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この記事を書いた人

大竹将義
1983年生まれ。放送作家。
小学生の時、魚屋さんから犬を譲り受けて暮らしていた元愛犬家。
名刺には、依頼主への忠誠を誓うという意味から、お腹を見せて寝転がるボストンテリアのイラストを使用。
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