ドッグランでのトラブル回避の対策は?

2023/06/29

ドッグランでのトラブル回避の対策は?

ドッグランを安全に楽しむ心構えとは?

「おうちのワンちゃんを広い芝生で思いっきり走らせて遊ばせてあげたい!」

そんな飼い主さんの声で、ドッグランが各地に増えています。

公園の中にある広いドッグランや、室内で1匹ずつ使えるようなドッグランなど、種類も様々。

そんなドッグランでは、他のワンちゃんとケンカをして噛まれて怪我をした、
拾い食いをしてお腹を壊した、などのトラブルが起こることがあります。

せっかくワンちゃんに喜んでもらいたくてドッグランに連れて行くのですから、トラブルは避けたいですよね。

そこで今回はドッグランを安全に楽しむための心構えをお話します。

ワンちゃんの予防接種はしっかり行う

ワンちゃんの予防接種はしっかり行う

ドッグランは狂犬病ワクチン接種必須のところが多いですが、混合ワクチン接種は任意のドッグランもあります。

混合ワクチン接種は義務化されていないので、接種を忘れがちな飼い主さんもいますが、
混合ワクチンで予防できる感染症の中には重症化すると致死的なものもあります。

他のワンちゃんと接触する機会があるときは、混合ワクチンも接種しておきましょう。

また、芝生や他のワンちゃんからノミやダニに感染する場合もあるので、ノミダニの予防も必要です。

・小型犬と中・大型犬が別の所を選ぶ
普段おとなしい犬でも遊んでいるうちに興奮してしまうと、
飼い主さんが目を離した隙に噛み合ってしまうことがあります。

噛みどころが悪いと思わぬ事故につながりますし、
中・大型犬が小型犬を噛んでしまい大怪我して動物病院に連れて来られるケースも…。

犬の大きさで区画が分けられていないドッグランは利用しない、
大型犬がいた際は避けるなど、事故を予防していきましょう。

ワンちゃんから目を離さない

ワンちゃんから目を離さない

他の飼い主さんとワンちゃん談義で盛り上がる。

そんなドッグランでの飼い主さん同士の交流も楽しいですよね。
ただし、ドッグランで遊んでいる自分のワンちゃんからは目を離さないようにしてください。

ワンちゃんの事故は一瞬で起きることがほとんどです。
ワンちゃん同士のケンカや他の飼い主さんを噛んでしまった時に現場の状況が分からないと、
相手の方とトラブルになることもありますので気をつけましょう。

また、ドッグランではご褒美でおやつを持ってきている飼い主さんも多く見られます。

他の飼い主さんが落としてしまった、ワンちゃんが食べ損ねたおやつが地面に散らばっている
こともあるので拾い食いも防止していきましょう。

自分のワンちゃんに合うドッグランを

犬の中には他のワンちゃんと遊ぶのが苦手な子もいます。

そんな子は他の犬がたくさんいるようなドッグランだと緊張して楽しめない。
なんて場合もあるので、1匹で貸切できるようなドッグランが合っているかもしれません。

自分のワンちゃんの社会性に合ったドッグランを選びましょう。

ドッグラン利用後の体調の変化に注意

ドッグラン利用後の体調の変化に注意

急に運動量が増えた、他のワンちゃんとの接触によるストレス、
おやつのもらいすぎや拾い食いなど、様々な要因でドッグランに行った後は体調を崩しやすいもの。

他のワンちゃんに噛まれてケガをした場合、見た目は大丈夫でも時間が経ってから膿むこともあります。

体調の変化や怪我が合った場合はすぐに動物病院を受診するようにしてください。

ドッグランはワンちゃんの日頃の運動不足解消や飼い主さんとのコミュニケーションを深めるためにとても役立ちます。
トラブルを減らすためにも万全に対策して、楽しく安全にドッグランを活用していきましょう。

アイドラペット ストレス タメになる いぬ

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この記事を書いた人

赤松愛

赤松愛

酪農学園大学卒業。
今年で小動物臨床経験7年目。
現在は千葉県で犬猫、小動物の一般診療に従事しています。
猫とフェレットとクォッカが大好きです。

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