犬が痒がるのは病気のサイン ワンちゃんの痒みの原因と治療法
2023.08.10

痒みがあるときの犬の行動
ワンちゃんは「痒い!」と飼い主さんに伝えることができません。
痒みのサインに気付いて、ワンちゃんのために早期に治療をはじめてあげたいですよね。
そのためには痒みについて知ってあげることが大切です。
今回は痒いときにワンちゃんがとる行動と痒みを引き起こす病気や
治療について詳しく説明していきます。
痒みがあるときの犬の行動は
・耳を後ろ足で掻いている
・前足や後ろ足をずっと舐めている
・下腹部や股を舐めている、噛んでいる
・肛門を擦り付けている
掻くことで起こる皮膚の異常
・皮膚が赤くなる
・毛が抜ける
・舐めている部分の毛が茶色く変色する
・皮膚の表面がむける
こういった皮膚の異常が長く続くことで、
皮膚が黒ずんだり厚みをおびたりすることもあります。
痒みの原因

■外部寄生虫の感染
・皮膚の中に寄生する疥癬(ヒゼンダニ)
・毛穴に寄生する毛包虫(ニキビダニ)
そのほかノミやマダニに噛まれることで痒みを起こす場合も多くあります。
〈治療法〉
駆虫薬の投与
普段からノミ・マダニ、フィラリア薬を投与することで予防が可能です。
■膿皮症
皮膚の細菌が環境や季節の変化で増殖しやすくなり、増殖した結果「細菌性皮膚炎」を起こします。
〈治療法〉
抗生剤や消毒剤の入ったシャンプーでの薬浴。
■マラセチア性皮膚炎
細菌性皮膚炎と同様に、皮膚に元々いるマラセチアが異常繁殖することで皮膚炎を起こします。
〈治療法〉
抗真菌剤の投与。消毒剤の入ったシャンプーでの薬浴。
■食物アレルギー
食事中のアレルゲンに反応して起こるアレルギー反応で、若いワンちゃんに起こりやすい症状です。
〈治療法〉
アレルゲンの特定をしてアレルゲンを避けた食事を選択する。痒み止めや免疫抑制剤の投与。
■アトピー性皮膚炎
上記の寄生虫、細菌、マラセチア、食物アレルギーが除外される場合は、「アトピー性皮膚炎」
というアレルギーによる痒みの原因である可能性が高くなります。
アトピー性皮膚炎の原因になるアレルゲンは、ハウスダストや花粉、
カビなどで、日常的に避けることが難しいものです。
〈治療法〉
痒み止めや免疫抑制剤の投与。皮膚の環境を改善するためのシャンプー。
痒みの原因によって治療は全くと言っていいほど違います。
おうちのワンちゃんが痒いサインを出していたら、
早めに病院に行って痒みの原因を特定し治療してもらってくださいね。
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