世界初!大阪・関西万博は飼い犬の同伴OKへ
2023.08.17

大阪・関西万博開催で嬉しい施策が
2025年開催の大阪・関西万博で、日本国際博覧会協会=万博協会は愛犬家に嬉しい施策を実施します。
それは「会場内でのペット同伴OK」というもの。今回は犬だけではありますが、
ペットの同伴を認める方向で最終調整を行っており、9月にも協会内で承認される見通しだといいます。
世界でも初めての試みだというペット同伴OKの万博。
「いのち耀く未来社会のデザイン」という万博のテーマにピッタリということで犬のみ一緒に参加できることになったそうです。
万博協会がまとめた素案によると、万博会場に同伴できるワンちゃんは大人1人あたり1頭のみで事前予約が必要。
ワクチン接種の証明書や、入場者が同伴ルールを順守する誓約書の提出も求めるということです。
万博協会が検討しているルール

ワンちゃんのみ同伴OKということですが、細かなルールが規定されています。
そちらを列挙しますと…。
・移動は原則カートで ・無駄ぼえをしない ・生後1年以上
・発情期ではない ・生後6ヶ月以降に人に危害を加えていない
・生理中ではない ・傷病、損害保険への加入
・ワクチン接種済み
というもの。
ただ、これらの条件をどう証明するのかが判断の難しいところであり、今後の課題になりそうです。
とても細かな条件ですが、よく見るとそれほど大変なハードルというわけではなさそうです。
ただ移動は原則カートになるということで、大型犬は難しいかも知れません。
大阪万博、ペット同伴に対する問題点は?
ペット同伴の問題点として
「糞尿の処理」「動物アレルギーのある人への配慮」「清掃にかかる費用負担」
「人や他のペットへ危害を加える」「会場内の音や光によって興奮する恐れ」が指摘されています。
先程ご説明したように、「移動は原則カート」などの対応策が導入予定ですが、こうした問題も解決していきそうですよね。
ペット同伴で来場できる大阪万博を提案したのは、
松井一郎・前大阪市長。松井前市長は愛猫家ということですが、
今回の万博のテーマを踏まえたうえで「命あるものすべてに寄り添うのが当然。
ペットも入れるようにしてほしい」と発言しています。
もう1点の課題は交通手段。会場となる夢洲はマイカーでの来場を原則禁止としており、
移動は公共の交通機関になります。ペットも電車やバスに乗せる必要があるというわけです。
ペットOKのテーマパークもある

国内にはペットの同伴を認めているテーマパークもあります。
長崎県・ハウステンボスでは、飼い主に同意書の記入を求めた上で、ペットの入場が許されています。
「パーク内でペットを散歩させたい」という来場者の要望に答えた形で、2010年から犬と猫に限って追加料金なしで入場OK。
大阪万博もハウステンボスの運用ルールを参考にするということです。
関東近郊だと、富士急ハイランドもワンちゃんの同伴OK。
一緒に乗れるアトラクションもあります。
こちらも敷地が広大ですから、お散歩だけでも十分楽しめそうです。
一方、パーク内はペットNGなのが東京ディズニーリゾートやユニバーサルスタジオジャパン。
いずれもペットの入場は認めていません。
ユニバーサルスタジオジャパンは、同伴ができない代わりにパーク外に一時預かり施設を設置しています。
細かなルール調整はこれから行われると思いますが、
大阪・関西万博は愛犬と一緒に巡れる初めての万博になりそうですね。
今回の施策が成功すれば、次は猫や他のペットの同伴も緩和されるかもしれません。
大阪万博に愛犬を連れて来場予定のある方は、ルールとマナーを守っていい前例を作っていきましょう!
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この記事を書いた人

大竹将義
1983年生まれ。放送作家。
小学生の時、魚屋さんから犬を譲り受けて暮らしていた元愛犬家。
名刺には、依頼主への忠誠を誓うという意味から、お腹を見せて寝転がるボストンテリアのイラストを使用。
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