冬に増える犬のせき(咳)、その原因と対策は
2024/03/01
冬に増える犬のせき(咳)、その原因と対策
冬になると風邪を引いてゴホゴホと咳き込む人が多くなるイメージがありませんか?
それは犬でも同じ。
元々呼吸器に持病がある子は、冬の乾燥したお部屋や外で咳が増える傾向にあります。
咳といっても気管や気管支炎、心臓病など原因は様々で、治療しないと死に至る病気もあるのです。
今回は冬に多くなる犬の咳についてお話していきます。
咳の原因になる病気
・気管虚脱(きかんきょだつ)
気管の軟骨が変形して呼吸の際につぶれることでガーガーとしたアヒルの鳴き声のような咳が出ます。
小型犬に多く見られます。
・気管支炎
気管支へのウイルスや細菌感染が原因で起こる病気です。
特に「ケンネルコフ」は犬の風邪と言われており、風邪のウイルスに感染することで鼻水やくしゃみ、
咳が出る感染症となります。
混合ワクチンを接種していれば重症化することはあまりないですが、
幼齢や高齢のワンちゃんでは長期間症状が続くことが多く、注意が必要です。
・肺炎
気管支炎と同様に病原体が肺に感染することで起きる病気です。
発熱や咳、呼吸困難などの症状が出ます。
飲み込む力が弱くなったり嘔吐があったりした際に誤嚥して肺炎を起こすこともあります。
・心臓病
心臓病が悪化し心臓拡大が起こると、咳が出る場合があります。
心臓病による発咳は病状かなり進行してから起こるので、容態が急変する場合もあり要注意です。
・その他
病気以外の原因としてホコリなどの異物や刺激物などを吸い込んだ時も生理現象で咳き込みます。
咳が増える原因と対策
・季節やエアコンなどにより空気が乾燥していて気道への刺激がある
→加湿器や空気清浄機をつける。
・咳の原因の病気の悪化
→病院での診察と治療
咳の原因の中には、命に関わる病気も意外と多く含まれます。
おうちのワンちゃんが咳をしていたらまずは病院に行き、原因の病気があるかどうかを診察してもらいましょう。
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