獣医師が教える「ペット用活動量計」の便利な使い方

2021/10/28

獣医師が教える「ペット用活動量計」の便利な使い方

ペットの活動量を知ろう!

こんにちは。

季節の変わり目には体調を崩しがちですが、ペットも人間と同じように環境の変化や季節の変わり目の寒暖差、ストレスなどで体調を崩すことがあります。

ペットの体調の変化にいち早く気付くために、犬猫用の活動量計が開発されているのをご存知でしょうか?

今回は活動量計についていくつか紹介しながら、活動量計がペットの健康にどのように関連しているのか考えていきたいと思います。

※ご紹介商品は、弊社での取り扱いはございません。

PLUS CYCLE(プラスサイクル)

https://pluscycle.jp/

動物病院が開発した活動量計で、首輪につけて活動量をモニタリングするタイプのもの。
犬猫どちらも対応しています。

活動時間、おやすみ時間(活動していない時間)、ジャンプ回数を毎日計測し、グラフ化してくれます。
また直近の2週間の平均値と比較して変化があればアプリ上で教えてくれる機能も。

また対応病院であればアプリで獣医師と情報共有なども可能です。

※例えば犬猫は痛みがあった場合、基本的に活動量が減りますので、早いタイミングで痛みがあることを飼い主が知ることができ、早期の動物病院受診が可能になります。痛みの経過を確認するために、飼い主と獣医師どちらも活動量計から情報を共有できるので、治療効果をお互いに確認出来るのは安心ですね。

Catlog(キャットログ)

https://rabo.cat/catlog/

名前の通り猫専用の活動量計です。
首輪と一体型でその重さはわずか「9g」
活動量計が付属しているとは思えない軽さです。

この活動量計でモニタリングできる項目は「寝る」「くつろぐ」「歩く」「走る」「食べる」「水を飲む」「毛づくろい」の時間になります。

行動に変化があった場合にはアプリ上で教えてくれるようになっており、また年齢などが類似する猫との比較もできるようになっています。

リアルタイムに猫がどの行動をしているかも知ることが出来るので、外出中の猫の行動が見られて安心できたり、癒されたりすることもメリットかもしれません。

※例えば猫は腎不全になりやすいですが、腎不全の徴候として水をよく飲むという症状が出た場合、アプリ上で水を飲む時間の変化を教えてくれるため、早期の病院受診に繋がる可能性があります。

Toletta(トレッタ)

Toletta(トレッタ)

https://jp.tolettacat.com/

こちらは猫の排泄に特化したトイレ専用の活動量計。
トイレにカメラが搭載されていて、多頭飼育だとしてもAIがそれぞれの猫を認識し、排泄をした猫を撮影。
「体重」「尿の量」「尿の回数」「トイレの中での滞在時間」「入室回数」「経過時間」をモニタリングしてくれます。

普段見られない猫の排泄姿が確認できるだけでなく、体重を毎日チェックできるのはかなり大きいですよね。

※例えば体重が減ってきていれば、あれ?食欲落ちたかな?と気付くことができますし、逆にダイエット中の猫は体重測定のストレスなく、減量できているかのモニタリングが可能です。その他にも動画で排泄の様子を確認できるので、便秘でかなりいきんでいたり、おしっこが出にくく時間がかかってしまったりしている場合の猫の様子から異常を検知することもできます。

ペットの活動量を知って早めのケア

活動量計があると不在時のペットの様子が分かったり、ペットの行動の変化にいち早く気付けたり、病院に相談する時に伝えやすかったり、メリットがたくさんありますね。

現在も開発中のペットの活動量計もあるようで、今後が楽しみです。
もし気になるものがあればペットが元気なうちから試してみてはいかがでしょうか?

獣医師 いぬ ねこ アイテム

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この記事を書いた人

赤松愛

赤松愛

酪農学園大学卒業。
今年で小動物臨床経験7年目。
現在は千葉県で犬猫、小動物の一般診療に従事しています。
猫とフェレットとクォッカが大好きです。

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