「ラストペット」人生最後のペットを何にするか問題

2024/04/23

「ラストペット」人生最後のペットを何にするか問題

ペットを飼うにはタイムリミットがある

今年で4回目の年男になる私。12年後には、いよいよ還暦を迎えます。

48歳になろうとも、小学6年生(12歳)の時から精神年齢が変わらないのはイヤになりますが、
そろそろ真剣に考えなくてはいけないのは、人生最後のペット「ラストペット」をどうするのかという事です。

現在、47歳(1976年6月生まれ)の私の自宅には、
4歳の猫(2019年9月に子猫で保護)、6歳の犬(2017年4月生まれ)、
それに保護中のオカメインコ(?歳)がいます。

加えて、隣の実家には5歳の犬(2018年11月生まれ)と熱帯魚もいるのです。

還暦の12年後、我が家のペットの年齢は?

我が家のペットの12年後は、16歳の猫、18歳の犬、17歳の犬…。
もしかしたら、年老いたオカメインコの里親も見つかっていないかもしれません。

ちなみに【家庭どうぶつ白書2023年】
によりますと、犬と猫の平均寿命は犬・14.2歳、猫・14.7歳でした。

今後、ペットの平均寿命が多少伸びると仮定しても、
12年後には我が家と実家の犬猫(鳥)達はみんなお空に旅立っている可能性もあります。
(というか、現在、90キロの僕が一番乗りしている確率が一番高い…)

ラストペット選びは平均寿命を調べてから

さて12年後、還暦を迎えた時のペット選び。
やはり押さえておかなくてはならないのは、ペットの平均寿命です。
ペットがおよそ何年生きるのか、そして自分は最後まで面倒を見る事ができるのか。
飼い主として、ここは慎重に考えるべきかと思います。

まずは、犬から。

犬の中でも長生きの犬種と比較的短命の犬種がいます。
「家庭どうぶつ白書2023年」によりますと、
近年人気No.1のトイプードルは平均15.3歳と長生きですが、
ブルドッグやバーニーズ・マウンテン・ドッグといった犬種は8.8歳と短い傾向に。

一方、猫は種別によってそれほど差はなく、ミヌエットだけ10歳を下回り、9.2歳。
そのほかの大抵の猫は13歳を上回っているという結果が報告されています。

逆に言えば、私のように長生きする自信がない方は
子犬、子猫から飼う場合、寿命が比較的短い種と添い遂げるのがいいのかもしれません。

ブルドッグを散歩している還暦の私(90キロ)。威圧感があって、誰も寄ってこないかも…。

エキゾチックアニマルの寿命は?

エキゾチックアニマルの寿命は?

犬猫や牛・豚・トリなどの産業動物以外の動物のことを
「エキゾチックアニマル」と呼ぶそうですが、参考までに平均寿命を列記します。

鳥の平均寿命は9.8歳。うさぎは7.9歳。フェレットは5.7歳。
トカゲ4.7歳。リス3.9歳、ヘビ3.8歳、ハムスター2歳。

長生きの動物は責任が重い、
自分がペットより長生きする自信のない私のようなタイプの方はエキゾチックアニマル向きなのかもしれません。

子犬、子猫にこだわらないのも一つの手

個人的に中高年の方に検討していただきたいのは、大人の保護犬、保護猫を迎える事。
「10年以上の飼育には自信がないが、5年なら」という方はいらっしゃるかと思います。

私がオススメするのは、自分と同い年の犬を迎える事です。
例えば、60歳の方なら小型犬や中型犬で人間の還暦に相当するのは、11歳。大型犬の場合は8歳。

このあたりの年齢のワンちゃんを迎えれば、散歩に出かけてもそんなに走り回る事もなく、
テンションの高さに困る事も少ないかと思います。

何より同じスタートラインから出発する感じが「同志」や「相棒」、
バディ感が出ていいのではないでしょうか? 
上下ではなく、横、隣にいる感じ。還暦を迎えたら、タテ社会からの解放です。

当然、お金も大事

アニコム損害保険株式会社の「2023年ペットにかける年間支出調査」によりますと、
1年間にペットにかける費用の平均は犬が35万7353円、猫が16万766円。

還暦を超えると、定年退職される方もいらっしゃると思いますが、
ペットを飼うにはある程度のゆとりも必要になってきます。

人生最後のペット「ラストペット」の為に、貯金もしなくては…と考える今日この頃です。
そして健康面や住宅環境などで、動物を飼育する事ができないという方は、
動物愛護団体などに寄付をするというやり方も素敵なペットとの付き合い方だと思います。

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この記事を書いた人

小谷亮介

小谷亮介

1976年生まれ。放送作家。
5歳の時から40年以上、犬と暮らす自称「愛犬家」。
令和元年の秋に千葉などを襲った台風の前日に次男が子猫を拾い、現在は犬と猫(仲悪い!)との生活を送る。
放送作家としてはTBSラジオ「伊集院光とらじおと」、ニッポン放送「飯田浩司のOK!Cozy up!」などを担当。

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