飼い主の意識向上!マイニャンバー制度が始まる
2025/02/27

マイニャンバー制度が始まる
個人の識別番号が記載されたマイナンバーカード。最近は健康保険証として利用できるようにもなっていますが、今回取り上げるのは「マイニャンバー制度」です。
エイプリルフールのネタのような話ですが、なんと2025年1月末から群馬県大泉町で導入された本当の話です。
マイニャンバー制度って?
コミカルなネーミングのマイニャンバー制度ですが、猫の適正な飼育意識を高めてもらうために猫と飼い主の情報を町に登録するというもの。群馬県で動物愛護に関する条例が改正され、24年10月から飼い猫を屋内で飼育することなどが努力義務化されたことがきっかけです。
犬は狂犬病予防法に基づいて、市区町村に登録が必要ですが、猫には犬のような登録制度がありません。そのためなのかは分かりませんが、群馬県大泉町では、屋外に出た猫や野良猫の糞尿に対する苦情が多く寄せられていたそうです。
登録制度がないため、迷惑行為を行っている猫がいても、飼い主が誰なのか分かりません。そこで導入されたのがマイニャンバー制度。飼い主の住所、氏名、連絡先のほか、猫の名前、年齢、毛の色、避妊や去勢の手術の有無などの情報を登録するというもの。
適正な頭数を屋内で飼育することなどを約束する宣言書に署名を行えば、飼い猫の写真入り「マイニャンバッジ」が交付されるそうです。
マイニャンバー制度を申請するには?

愛猫と飼い主の関係をはっきりさせることで、愛猫を守ることにも繋がるマイニャンバー制度は、群馬県大泉町内に在住している猫の飼い主であれば、誰でも無料で登録できます。
誰の猫ちゃんかわかれば、オヤツをあげてもだいじょうぶ?なんて確認もできるかも知れません。
オンラインか窓口での申請が可能で、愛猫の写真が必要。マイニャンバッジにできる写真は「愛猫の顔がはっきり写っていて判別可能」「複数の猫が写り込んでいない」「画像のサイズは約54ミリメートル以上」などの規定もあります。
受付はオンラインが2月22日から、窓口が2月25日から。
詳しくは群馬県大泉町のオフィシャルサイト(こちらをクリック)をご覧ください。
残念なのは、マイニャンバー制度を導入している自治体がまだ群馬県大泉町のみという点。今回の取組が各自治体に評価されて、大泉町以外でも同様の取り組みが行われることを待ちましょう。
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この記事を書いた人

大竹将義
1983年生まれ。放送作家。
小学生の時、魚屋さんから犬を譲り受けて暮らしていた元愛犬家。
名刺には、依頼主への忠誠を誓うという意味から、お腹を見せて寝転がるボストンテリアのイラストを使用。
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