28.8%が「飼いたい」コロナ禍で高まるペット需要

2021/12/23

28.8%が「飼いたい」コロナ禍で高まるペット需要

今後のペット飼育意向

新型コロナウイルスの影響で増加傾向にあるペット需要。
おうち時間が増えたことでペットに癒しを求める人が増えたのではないかと考えられています。

そこで、パナソニックが国内の20代〜60代の男女1万人を対象に「今後のペット飼育意向」の調査を行いました。

コロナ禍で高まるペットのニーズ

コロナ禍で高まるペットのニーズ

犬または猫を飼っているペットオーナー500人に、「新型コロナウイルス感染症発生以降のペットの飼育数の変化は?」と質問しました。


「犬・猫を飼い始めた」12.8%
「犬・猫の飼育数を増やした」4.2%

コロナ禍でペットを新しく飼い始めた人は12.8%。
飼育頭数を増やした人と合わせると、17.0%の人がコロナをきっかけに新しい家族を迎え入れたことが分かりました。

イヌやネコの飼育意向

イヌやネコの飼育意向

続いて、「今後、犬や猫を飼ってみたいですか?」という質問に対しての回答は次のようになりました。


「今は飼っていないが、すぐにでも飼いたい」2.2%
「今は飼っていないが条件が整えば飼いたい」26.7%


合計すると約3割の2880人(28.8%)が犬や猫といったペットを飼いたいと望んでいるようです。やはりコロナ禍でペットの需要は高まっていますね。

ペットを飼いたいけど飼わない理由

ペットを飼いたいけど飼わない理由

次は、ペットを飼いたいと望んでいるのに飼っていない2880人にペットを飼わない理由を尋ねました。


金銭面での負担が大きそう 32.4%
住環境の問題(広さや構造、ペット不可ルール等) 31.6%
世話をする時間が確保できない 28.6%
外出や旅行に制限がかかる 26.3%
お別れの日が心配 25.9%
抜け毛が多そう 20.4%
部屋のニオイ 18.1%
トイレの問題が心配 17.5%
家の中が傷ついたり、物を壊されそう 14.2%
自身や家族に対するペット由来のアレル物質の影響が不安 14.2%


生き物と一緒に生活するわけですから、金銭面や住環境、時間の確保など不安になることはたくさんありますね。

では実際に、犬または猫を飼っているペットオーナーはどんなことに悩んでいるのでしょうか。500人に「ペットを飼う上での悩み」を聞いたところ次のような結果になりました。

ペットを飼う上での悩み

ペットを飼う上での悩み

抜け毛が多い 27.4%
部屋のニオイが気になる 23.6%
お別れの日が心配 22.4%
ペットが高齢化したときの介護 16.6%
金銭面での負担 15.2%
外出や旅行に制限 15.2%
トイレの問題が心配 12.0%
家の中が傷ついたり、物が壊される 11.6%
躾がうまくいかない 11.4%
自分に不快に感じる症状が出ている 11.2%
部屋の空気が汚れている気がする 10.0%


抜け毛や部屋のニオイに多くのペットオーナーが悩んでいるほか、ペットとのお別れ、高齢化の介護など、人間社会が抱えているのものと同じ悩みも上位に入りました。

今ペットを飼っていない人の28.8%が「飼いたい」と意欲を見せていますが、ペットに最後まで責任を持つのが飼い主の務め。
メリット、デメリットをじっくり考えてから新しい家族を迎えてくださいね。

ペット由来のアレル物質に注意

ペット由来のアレル物質に注意

ペットオーナの悩み1位となったペットの抜け毛には、ノミやダニが寄生している可能性があり、一緒に暮らす人間にはアレルギーの原因にもなります。

ペット由来のアレル物質を減らす具体的な対策としては、シャンプーやブラッシングが効果的。
抜け毛やフケを予防することが出来ます。
また、換気や掃除をこまめに行って、よりよい空気を保つことも大切です。

コロナ禍で感染症対策が浸透しましたが、ペットのアレルギーにも気をつけたいもの。
自宅で快適な時間を過ごすためにも正しい知識を持って、犬や猫を愛することが大切ですね。

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この記事を書いた人

大竹将義

大竹将義

1983年生まれ。放送作家。
小学生の時、魚屋さんから犬を譲り受けて暮らしていた元愛犬家。
名刺には、依頼主への忠誠を誓うという意味から、お腹を見せて寝転がるボストンテリアのイラストを使用。

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