いざという時に困らないために猫のキャリートレーニングのすすめ
2021/08/27

猫ちゃんこそ キャリーに慣れておこう
猫ちゃんの飼い主さんの中には、ワクチンや健康診断、具合が悪くなった際に猫ちゃんをキャリーに入れることが出来ず、病院に連れていくのに苦労した経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
キャリーを見た瞬間に逃げてしまった、キャリーに入れようとしたら暴れてしまって病院に連れて来られなかったという飼い主さん、実は多いのです。
また、自然災害などで自宅から避難しなければいけない際にも、猫ちゃんをキャリーに入れて連れていく必要が出てきます。
本当に必要な時にキャリーに入れられず慌てることがないよう、猫ちゃんをキャリーに慣らしておきたいですよね。
そこで、今回は猫ちゃんのキャリートレーニングについて綴っていきたいと思います。
ハード・ソフトのメリットデメリット

猫ちゃんを入れるキャリーには、プラスチック製のハードタイプとナイロン製ソフトタイプのものが広く流通していますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。
ハードタイプのキャリーのメリットは丈夫で多少猫ちゃんが暴れても横に倒れる心配がなく、キャリー内で排泄をしてしまった際に水洗いが簡単であることです。
デメリットはかさばって持ちにくく、病院まで歩いていったり、公共の交通機関を利用したりする際に少し不便な点です。
ソフトタイプのキャリーは軽く持ちやすいことが最大のメリットです。逆に排泄などをしてしまうと洗うのが大変だったり、猫ちゃんが中で暴れた際に横に倒れてしまったりすることがデメリットと言えるでしょう。
ですので、猫ちゃんの性格や用途によって使い分けるといいと思います。
ソフトタイプの場合は底がしっかりとしていてなるべく倒れにくいものを選びましょう。両タイプ共に、サイドと上部にドアがついてるものが良いとされています。
動物病院で怖がって暴れてしまう子はこのタイプのハードキャリーに入って来院してもらえるとキャリーからの出入りが簡単なのでストレスも少なく特にオススメです。
キャリートレーニングの方法
それでは本題のキャリートレーニングについて説明していきます。
いくつかステップがあるので少しずつ進んでいきましょう。
こんな感じで生活スペースに置いておくと

いつの間にかキャリーに入ってウトウト…

普段キャリーをしまっている飼い主さん、ぜひキャリーを生活スペースに溶け込ませてみてください。キャリーの中に猫ちゃんの好きな布団を入れればお気に入りスペースになる可能性も。
大好きなおやつをキャリー内に置くと…

中にすんなり入っていきます。
もし、どうしてもキャリーに近寄らないという場合には、好きなおやつをキャリーの中であげてみてください。猫じゃらし系のおもちゃで誘導してキャリー内で遊ぶのも効果的です。
①で猫ちゃんとのコミュニケーションが出来ていると、キャリーまでの誘導がスムーズになります。
③キャリーを閉めたり、動かしてみよう

おもちゃをキャリー内に隠す遊び
キャリーが猫ちゃんにとって嫌な場所ではなくなったら、あとは焦らずにキャリーを閉めた状態でキャリー内にいることに慣れてもらうだけです。
猫ちゃんがキャリーに無理なく入ったら、その場で大好きなおやつをあげたり、おもちゃで遊びながら少しずつキャリーを閉めていきましょう。
完全にキャリーが閉まったらキャリー内でおやつをあげます。キャリー内にいることが猫ちゃんにとっていい事であると覚えてもらいましょう。
そして、猫ちゃんが閉まったキャリーの中に居ることに慣れたらゆっくりキャリーを動かしてみましょう。この時も少しずつおやつをあげてみてください。
焦らず、ゆっくりと慣らしていこう
はじめは長時間やらずに2〜3分の短時間で終わらせることが猫ちゃんに嫌な思いをさせずにキャリーに慣れてもらうコツです。
長い時間キャリーに閉じ込めないようにしてあげてください。
どうでしょうか?意外と簡単だと思いませんか?
トレーニングでキャリーにすんなり入れるようになったら、なかなか動物病院に連れて行けなかったけど、健康診断に行ってみようかな?なんて気持ちになりますよね。
はじめからキャリーに入れるのは無理!という飼い主さんもキャリーを部屋に置いてみることからはじめてみると何かが変わるかもしれません。
キャリーを嫌がってしまう猫ちゃんの飼い主さんがこの記事を見て、キャリートレーニングというものがあることを知って、やってみようかな?というキッカケになると嬉しいです。
①猫ちゃんとコミュニケーションをとろう
普段から猫ちゃんと遊んだりおやつをあげたりなどのコミュニケーションを積極的にしていない飼い主さんはぜひ、ここからはじめてください。飼い主さんが近くにいることが楽しい!嬉しい!と猫ちゃんが思うとキャリートレーニングがとてもやりやすくなります。猫ちゃんを呼んで、近くに来た時にはおもちゃで遊んであげたり、大好きなおやつをあげたりして猫ちゃんにとって嬉しいことをしてあげてください。
②キャリーを安心出来る場所にしよう
キャリーを押し入れから出した瞬間に猫ちゃんが隠れてしまったという経験ありませんか?
飼い主さんがキャリーを出した=怖い病院に連れていかれるという認識がはじめからついてしまうことを避けるために、まずはキャリーを猫ちゃんの生活スペースに常に置いておきましょう。狭い空間が元々好きな猫ちゃんは実はキャリー自体は嫌いではないことが多いんです。
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