猫嫌いだった僕がニャンコにハマった理由②

2022/03/03

猫嫌いだった僕がニャンコにハマった理由②

猫が大嫌いな気持ちは変わらないはずだった

★大人気コラム『猫嫌いだった僕がニャンコにハマった理由』の第二弾です!!

人生でこれだけは変わらないと思っていた事があります。

それは「猫が嫌い、大嫌い」だという事。

どれくらい嫌いだったかと言いますと、私が所属している放送作家事務所が恵比寿に猫カフェを始めたその日から、10年近く事務所に立ち寄りませんでした。事務所も辞めてやろうと思っていたほどです。(★今はその猫カフェがオアシスです)

自動車を運転していると、突然、猫が道路を横切るところも嫌いでした。

「交通ルールを守れ!」と猫にキレた事さえあります。
(★今は猫ちゃんが飛び出してくると、「危ないでちゅよー」と言葉遣いが変になってしまいます)

幼少の頃、実家の庭で飼育していたヒヨコが黒猫に襲われたので、「クロネコヤマト」すら大嫌いでした。(★今はそんな気持ちは全くなく、あえて宅配業者はクロネコヤマトさんを選んだりしています)

さらに、超偏見ですが…猫が好きな人は猫のように、きっとワガママなので、仲良く出来ないとさえ思っていました。(★申し訳ございません。土下座です!!むしろ今は寛容な方が多いイメージです)

子猫を飼育してからもすぐには好きになれず

子猫を飼育してからもすぐには好きになれず

2019年9月、台風上陸の前日に痩せ細った子猫を隣の家のミニバンの下から救出した事から始まった「大嫌いな猫との生活」

猫の受け入れに前向きだったのは動物に優しい次男とカミさんでしたが、長男には猫アレルギーが(★体質です)。

先住犬のレークランドテリアに至っては、自分のテリトリーを脅かす猫を獲物や敵だと思っており、仕留める勢い。

私は子猫と距離を置いていました。

時々、撫でてやろうと手を差し出すと、引っ掻かれたり、噛まれたり…。何と恩知らずな動物なんだと。

猫のかわいさが理解出来ず、子猫の飼い主が見つかるまでの辛抱だと思って、里親が現れる事を祈っていました。

猫と暮らすようになり、次男に変化が!

猫と暮らすようになり、次男に変化が!

猫と暮らすようになってから、最初に変化が起きたのは次男でした。

小学校4年生の頃まで、気難しくて、手がつけられなかったのですが、猫と遊んだり、添い寝をしたりするようになってから、温厚になっていったのです。

なぜ猫と次男は上手くいっているのか、その関係性を見ていたところ、気付いた事が「ただただ受け入れる」という事でした。

「甘えたい」「ご飯を食べたい」「水を飲みたい」「遊んで欲しい」。

猫が求めてきた事に、応じる。
世界が自分中心に回っていた次男が猫に合わせていたのです。

しかも、次男は猫に対して、怒る事も叱る事も全くしません。

なぜなのか?

理論派の次男の分析によると、

「犬は人間で言えば2歳から3歳ぐらいの知能。それに対して、猫は1歳ぐらいのイメージ。
理解力のある犬は注意した事は守ろうとするが、猫はそれよりも幼い印象なので、叱っても意味がない。だから、世話をしてあげるだけでいい」

という事なんです。
これが正解かどうかは、賛否両論あるかもしれませんが、私は腑に落ちました。

見方を変えるだけで、猫が愛しくなった

犬と接するような感覚で猫にしつけをしたり、忠誠心を求めたりするのは無意味なのかもしれません。「永遠の1歳児」の猫ちゃんの気ままな感じを楽しめばいいんです。

世の中、色々ピリつく事がありますが、そんな時こそ、ニャンコです。

「猫が好きになれるかは、心に余裕があるかどうか、飼い主次第なのかも…」。

45歳にして、ようやく気付いた元猫嫌いのおじさんでした。

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この記事を書いた人

小谷亮介

小谷亮介

1976年生まれ。放送作家。
5歳の時から40年以上、犬と暮らす自称「愛犬家」。
令和元年の秋に千葉などを襲った台風の前日に次男が子猫を拾い、現在は犬と猫(仲悪い!)との生活を送る。
放送作家としてはTBSラジオ「伊集院光とらじおと」、ニッポン放送「飯田浩司のOK!Cozy up!」などを担当。

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