AIで猫の痛みを検知!話題の無料アプリ使ってみた
2023/06/15
愛猫の痛みに気付く自信、ありますか?
私が猫を飼育してから3年半以上が経ちますが、正直、猫は謎だらけ。
何を考えているか、ほとんど分かりません。
早朝4時半に甘えてきたり、撫でている途中で噛んできたり、自由過ぎます。
そんな気ままな行動は猫の魅力ではありますが…。
それでも、飼い主がキャッチ出来ないと命取りになるのが、「病気のサイン」です。
猫は痛みを抱えていても隠してしまうことが多い動物で、表情や仕草から痛みの有無を判断しにくいと言われています。
飼い主が異変に気付いた時には「重症になっていた」。
そんな事態を避けるために「猫の痛み」をAIで検知するアプリが開発されました。
猫の痛みを検知するAIアプリが登場
東京のIT企業「Carelogy(ケアロジー)」が開発したのが、
猫が怪我や病気で痛みを感じているかを人工知能AIで検知するアプリ
【CPD】
日本大学生物資源科学部獣医学科との共同研究により、数千枚の猫の表情学習を通して痛み検知精度90%以上のAI開発に成功。
猫の顔写真を撮ってアップロードするだけで、簡単に飼い猫の痛みを検知することが出来るWebサービスで、現在、無料で使うことができます!!
早速、愛猫でやってみました!
やり方は簡単です。
猫の写真をアップロードして、大きさなどを調整したら、送信ボタンを押すだけ。
幸い、我が愛猫ヴェルは「痛みの表情なし」という判定でした。
ちなみに、使い方を調べずに愛猫で試した初回は「痛みの表情あり」と判定されました。
被写体の角度や明暗などによってAI判定が変化することもありますので、
アプリの撮影ガイドを参考に何度か判定するのがおすすめです。
アプリの反響は上々!!
このアプリを開発した(株)Carelogy 代表取締役/CEOの崎岡豪(さきおか・ごう)さんに伺ったところ、
「5月16日のリリースからの累計利用ユーザー数は、6月8日時点で25000人以上・150000PV以上」との事。
メディアからの取材も殺到しているようです。
今後も無料で使える?
現在無料で使うことのできるCPDですが、今後はどうなるのか、崎岡さんに聞きました。
「飼い主に猫のSOSに気付いてほしい」という想いから本サービスを提供しておりますので、
現状の機能自体は無料で提供を続けたいと考えております。
今後、「CPD」を通して膨大なデータセットを獲得することでAIの精度を臨床レベルまで向上させ、
さらに多数の追加機能を搭載した有料版のリリースを計画しています。
多くの猫ちゃんを飼っている方、ブリーダー、ペットショップ、動物病院等、
猫に関わる様々なステークホルダーに使っていただけるサービスとして発展させる予定です。(崎岡さん)
AIを活用し、高い精度で猫の痛みを判定できる無料のアプリ、猫の痛み検知AI【CPD】。
猫ちゃんの異変に早く気付いてあげるためにも、定期的に使ってみるのがいいかもしれません。
健康チェックに、猫の表情を分析してくれる優秀なAIを使うのも、飼い主さんの愛(AI)です…。
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この記事を書いた人
小谷亮介
1976年生まれ。放送作家。
5歳の時から40年以上、犬と暮らす自称「愛犬家」。
令和元年の秋に千葉などを襲った台風の前日に次男が子猫を拾い、現在は犬と猫(仲悪い!)との生活を送る。
放送作家としてはTBSラジオ「伊集院光とらじおと」、ニッポン放送「飯田浩司のOK!Cozy up!」などを担当。
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