譲渡会の基礎知識 運命の猫ちゃんと出会いませんか?
2023/07/13
猫ちゃんとの出会いの場、譲渡会へ行こう!
可愛い猫ちゃんと、まったり家で過ごしたい…。
そんな願望を抱いている方もいらっしゃるかもしれません。
程よい距離感で時々甘えに来てくれる猫ちゃんは、日本ではペットとして人気ナンバーワン。
ただ、その一方で、様々な事情から飼い主に恵まれないニャンコもたくさんいるのです。
そこで、今回ご紹介するのは、飼い主さんと猫ちゃんをマッチングしてくれる猫の譲渡会(里親会)です。
運命の猫ちゃんに出会える猫の譲渡会について、
板橋区で「ねこの譲渡会」を主催されている「猫のあしあと」篠崎弘子さんにお話を伺いました。
【※ブログ「猫のあしあと」】
猫の譲渡会ではどんなことが出来るのか?
譲渡会では、唯一無二の存在となる猫ちゃんとの出会いがあります。
譲渡会に参加する猫たちの多くは過酷な猫生を送ってきた猫たちです。
信じていた飼い主にセンターに持ち込まれた猫、遺棄、虐待、傷病からレスキューされた猫など様々です。
初めから人馴れしている猫もいれば、人間が恐くて威嚇したり、
距離をおいたりする猫もいますが、愛情を注いで頂ければ猫は必ず応えてくれます。
「1度で運命の出会いがなければ、何度か足を運んで良き出会いを求めて頂きたいと思います」
(猫のあしあと・篠崎さん)
ご家庭にあった猫ちゃんの選び方は?
「里親希望者様のご家族構成、ご家族の年齢を考えた上で、
猫ちゃんの年齢、頭数を決められることをお勧めします。
子猫を欲しがる高齢者の方も多いのですが、猫は20年ほど生きることを考慮し、
中高齢の猫を選ぶことや病気をした時に通院させられるのかなどをお考えの上で、
猫ちゃんを迎えて頂きたいと思います」(猫のあしあと・篠崎さん)
猫ちゃんを迎え入れる前に、ファミリーの方は家族で会議を。
お一人の方はご自身の年齢などもご考慮した上で、子猫ちゃん以外の選択も視野に入れるとよさそうです。
譲渡が難しいケースは?
「基本的にはウエルカムなんですが、ご相談が必要なケースや、
譲渡が難しいと判断させていただく場合もございます。
高齢者や単身者で子猫を欲しがる場合。
多頭飼育でありながら、さらに猫を増やしたい場合。
心身ともに不健康である場合。
過去に猫を脱走させたことがあり、捜索せずに安易にまた迎えようとする場合。
こちらで用意して頂きたい物をお願いしても、同意が得られない場合。
中にはケージ、脱走予防柵に対して異を唱える方もいます」
(猫のあしあと・篠崎さん)
あなたにあった猫ちゃんの迎え方があるかと思いますので、まずは相談されるのがベターかもしれません。
巣立った子たちのその後は?
「うまくいったケースでは、先住の猫や犬ととても相性がよく、
仲良く暮らしているケースがあります。
そのケースでは当初、里親希望者様はメスの子猫を求めていましたが、
先住の猫がメスであることからオスの子猫をお勧めしましたところ、
先住の猫とも大変うまくいき、幸せに暮らしています。
譲渡の際にはトライアル期間を設けていますので、
うまくいかない場合はトライアルを中止して猫を引き取ります。
トライアルを中止するケースで一番多いのは先住猫(犬)と合わない場合だと思います」
(猫のあしあと・篠崎さん)
猫を飼育する上で大切な事
猫の飼育には当然ながらお金がかかります。毎月かかる費用が負担出来るのか。
世帯主が傷病で収入が途絶えた時の事も考えておく必要がありますし、
旅行や帰省の際の預け先なども確保して頂きたいです。
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この記事を書いた人
小谷亮介
1976年生まれ。放送作家。
5歳の時から40年以上、犬と暮らす自称「愛犬家」。
令和元年の秋に千葉などを襲った台風の前日に次男が子猫を拾い、現在は犬と猫(仲悪い!)との生活を送る。
放送作家としてはTBSラジオ「伊集院光とらじおと」、ニッポン放送「飯田浩司のOK!Cozy up!」などを担当。
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